造影CT検査に際しての休薬について【薬剤科】 | 湘南慶育病院オフィシャルブログ

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こんにちは、薬剤科ですニコニコ

 

病院で造影CT検査を受ける際に、

一部の糖尿病薬を服用している方は、

医師からお薬を一時的に中止(休薬)しましょう

言われることがありますあしあと

 

糖尿病薬の中で、ビグアナイド系というの

糖尿病薬を服用している場合、

頻度はまれですが造影CT検査後に、

乳酸アシドーシスという重篤な副作用が起こることがありますガーン

これは造影剤を使用することにより一時的に

腎臓の機能が低下することが原因ですもやもや

 

乳酸アシドーシスとは、

初期症状として食欲不振嘔気・嘔吐

腹痛下痢などの胃腸症状が急激に出現し、

進行すると倦怠感筋肉痛・痙攣脱力感

腰痛胸痛過呼吸脱水低血圧などを

引き起こし、昏睡状態に陥ることもありますアセアセ

 

万が一の副作用を防止するため、

ビグアナイド系の糖尿病薬を服用している方は、

検査前はビグアナイド系の糖尿病薬の服用を

一時的に中止(休薬)していただくことがあります上差し

(ただし、緊急に検査を行う必要がある場合を除きます)

休薬の判断は検査を行う医師の判断になります。

 

ご自身が服用している薬が

ビグアナイド系のお薬か判断できない場合は、

検査を行う前に必ず医師または

薬剤師に相談してください照れ

(薬剤科)