放射線科です
今回は、腰椎圧迫骨折についてです
外から骨を押しつぶすような強い力が
かかり起こってしまう骨折です
脊柱にある椎体の胸椎に起こる圧迫骨折を胸椎圧迫骨折、
腰椎に起こる圧迫骨折を腰椎圧迫骨折といいます
腰椎圧迫骨折は、骨粗鬆症、スポーツ外傷や
転落事故、がんの転移部などにより起こることがあります。
腰椎圧迫骨折の原因として
高齢者の骨密度の低下による骨粗鬆症が
最も多くみられます
骨の加齢減少ともいえる骨粗鬆症は
ホルモンバランスが崩れる閉経後の女性に多く、
食事・運動・喫煙歴などの生活習慣にも関わりがあります。
重度の骨粗鬆症では、尻もちや転倒など
大きな衝撃を受けていないにも関わらず
日常生活においてくしゃみや重いものを持った時、
同一作業を長時間行った時などの比較的軽微な外力でも
身体の重みで骨が潰れ、変形し骨折してしまうことがあります
～イメージ図～
正常画像は左で同じ形が保たれています。
右の画像では一部がつぶれて三角のような形に変形しています
放射線科で行う検察してはまずレントゲン撮影をします
その後、必要に応じてMRIの撮影を行うことがあります
暖かい季節になってきますので、
怪我をしない範囲で運動など心がけ生活習慣を見直しましょう
（放射線科）