こんにちは、検査科です
毎日暑い日が続きますね
家の中から一歩出るだけで、溶けてしまいそうです
熱中症対策として、
・室内をエアコンや扇風機で適度に下げる
・日中の外出をできるだけ控える
・水分や塩分をこまめに補給する
などがあげられますが、なぜ、水分と一緒に塩分も
補給しなければいけないのでしょうか
血液中のナトリウムは0.9%の食塩水と
だいたい同じ濃度で、基準値は138~145mEq/Lです
暑い夏は大量に汗をかきますが、
ナトリウムも汗と一緒に流れ出て失われていきます
そこに、大量の水だけを摂取すると
体の中のナトリウム濃度が下がり
低ナトリウム血症を引き起こしてしまいます
軽度ではほとんど症状がないものの、
中等度だと頭痛、吐き気、倦怠感、
重症だと痙攣、意識障害~昏睡になってしまうこともあります。
低ナトリウム血症と熱中症を予防する為の
水分補給は0.1~0.2%の
食塩と糖分を含んだ飲料が推奨されています
※糖分を含んだ飲料は腸管での水分吸収が
促進される為、ナトリウムもスムーズに吸収されます
適切に水分補給をして、熱中症を防ぎ、楽しい夏を過ごしましょう
(検査科)