こんにちは!
リハビリテーション部です!
当院の作業療法士(OT)鈴木ともみさんが
今年の10月に開催された
第3回国際化粧療法医学会で優秀賞を受賞しました
この学会は、ルックスケア・化粧療法に携わる美容関連企業、研究者、
医療従事者、大学教授・学生など幅広い人たちが参加する学会で、
今年はオンラインで開催されました
鈴木さん(写真左)は今回、
「うつ症状を呈した女性患者に対する化粧を活用した作業療法:回復期リハビリテーション病棟での取り組み」というテーマで、
元々お化粧好き・交流好きの患者さんが、病気を発症後落ち込みうつ症状を
呈していたのですが、化粧療法を取り入れた結果
リハビリをはじめ様々な活動に積極的になり、退院後は施設に
入所予定だったのが自宅に帰れるまでになった事例を取り上げながら、
「整容」より踏み込んだ「おしゃれをする」するリハビリについて、
浦邉さん(写真右)や山岡主任、丸山科長、東京工科大学の石橋仁美先生と一緒に
発表をまとめ、一般演題部門で10発表から見事!優秀賞に選ばれました
評価のポイントはまだあまり研究されていない新しい分野だったことです
今までがんやリウマチなどで見た目が変わってしまった人のQOLをあげるための
ケアについては多く研究がされており、今学会でも多く発表がありましたが、
回復期リハビリテーションで気持ちを高めるための化粧療法は
まだ新しい分野になります
今回の発表を準備するにあたり難しかったのが、
通常の学会と違ってリハビリの療法士だけでなく、
様々なバックグラウンドの人が参加する学会だったことだそうです。
通常だと医療の専門用語を使用し説明しますが、医療職以外の参加者に
わかりやすくするために一般的な表現を使うように工夫しました
また、発表資料も工夫をし、絵を多用し伝わりやすいカラフルなスライド資料を作成。
色々な人にみてもらいながら何回も修正し、発表の練習も何回も行ったそうです
名前を呼ばれたときは、ビックリしたけどとても嬉しかったそうです
この頑張りが認められ、当院が所属する法人 健育会の理事長賞も受賞しました
鈴木さん、浦邉さん受賞おめでとうございます
(リハビリテーション部)