こんにちは。老健嚥下チームです
今日は、老健に入所した時に、食べたり飲んだりする能力をどのように評価しているかお伝えしたいと思います。
歯科衛生士によって、お口の状態を確認します
⚪︎歯がそろっているか
⚪︎入れ歯があっているか
⚪︎虫歯や炎症のあるところはないか
⚪︎歯の間や舌の上に汚れがないか
⚪︎乾燥やべたつきがないか
など、観察点はたくさんあります。
同時に、
⚪︎30秒間で何回唾液を飲み込むことができるか
⚪︎飲み込む時に喉仏が指一本分上に上がるか
という飲み込み力のテストをします。
医師や管理栄養士は、今まで食べていた食形態(柔らかさ、形、量など)を確認します。
そして、お昼ご飯を食べていただく前に、コップ一杯ほどのお水を飲んでいただき、
⚪︎むせはないか
⚪︎喉に引っかかっていないか
⚪︎ガラガラ声になっていないか
⚪︎喉仏がしっかり上がっているか
⚪︎とろみ剤は必要か
などの確認を行います。
聴診器を使って飲み込む時の音を聴くこともあります。
これらの情報を組み合わせて、はじめに提供するお食事の形態を決めています。
一度決めたら変更しないというわけではなく、ご利用者様の状態に合わせて追加で評価します。
以前ご紹介した口腔体操を取り入れるなどして、食べたい物を食べられるように支援しています