認知症係「失行・失認」について | 大泉学園複合施設オフィシャルブログ

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大泉学園複合施設は、練馬区の地域包括ケアモデルの中核を担うことを目指した病院・施設です。

こんにちはニコニコ

老健、認知症チームですチューリップ黄チューリップ赤チューリップ紫

 

前回は「記憶障害」についてご紹介させていただきました。

 

 

今月のテーマは「失行・失認」です。

 

失行・失認とは、手足に不自由がないにもかかわらず、食べ方が分からない、箸の持ち方が分からない、洋服の着かたがわからないなど日常的に行ってきた動作や物の操作ができなくなる(失行)。障害の有る手足を認識出来ない、見えている物が出来ない事が失認障害です。

 

 

 

〇ライフサポートねりまでは以下の対応を心がけています。

・箸やスプーンが認識出来ない、使い方に困っている方には手に添える、食べ始めは介助を行う、また食事と認識出来ない方にも食べ始めを手を添えて介助することで自身で食べられるよう援助しています。

・食事に集中出来る環境作りをしています。(テレビを消す、食事姿勢)

・失敗や間違えを過度に指摘する、焦らせるなどは混乱の原因となります。出来ない所は手を添えて何度も繰り返し行い再取得を目指します。

・衣服の着脱が難しいことが原因でお風呂に入ることやパジャマなどへの着替えを拒否されることが有ります、さらさらとした手足が通し易い素材、伸縮性のある生地や上下、前後、裏表がわかり易い服への見直しを行っています。

 

☆できること、できないことに寄り添い、周囲と共有し補う手段を共に考え出来ることに変えて行けるようにサポートしています。