こんにちは!看護部です!
去る9/18の敬老の日に当院・当施設にて敬老祭を開催しました。
敬老祭の記事はまた別途で出ると思うので、ちょっとしたお話です。
今回の敬老祭では、医師から飲酒の許可が出た患者・利用者さんで、飲酒を希望された方へビールがふるまわれました。
病院でお酒って飲んで良いの?と疑問に思われる方もいらっしゃると思いますが、今回はせっかくのイベントのため、
「発症・手術から間もない時期ではない(非急性期)」「アルコール摂取によって悪化する疾患がない(肝疾患・アルコール依存症等)」「容体が安定している」等を満たした、医師の許可があれば、嗜む程度ですが提供させていただくこととなりました。
さて、ここで問題になるのが嚥下障害のある方へどのように提供するのか?という点
炭酸の飲料は誤嚥予防用の粘度(とろみ)がつきづらいのです。
かといって、とろみをつけすぎてしまうとビールの喉越しが失われてしまう…
ですが、ここはリハビリテーション病院と超強化型老健。
2年前にノンアルコールビールで実験済みでした!
ビールのとろみ付けは言語聴覚士(ST)が行ってくれました。
炭酸のとろみ付けは泡立ってしまったり、ダマになってしまったりして難しいのですが、手際よく作ってくださいました。
こうしてペットボトルに嚥下障害の方用のとろみつきビールが完成!
他のソフトドリンクやノンアルコール梅酒もとろみをつけて準備しました!
実際に患者・利用者さんにご提供しました。
嚥下障害のない方はミニ缶でご提供。
嚥下障害のある方は誤嚥予防のために看護師やSTが付き添いの下で召し上がって頂きました。
ビールを飲まれた方々は皆さん、大変良い笑顔を浮かべていらっしゃいました。
皆さんが少しでも「よい一日だった」「またリハビリ頑張ろう」等と思って頂ければ幸いです。