お食事前の口腔体操 | 大泉学園複合施設オフィシャルブログ

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大泉学園複合施設は、練馬区の地域包括ケアモデルの中核を担うことを目指した病院・施設です。

こんにちは 

老健嚥下チームですニコニコ

 

今月の嚥下チーム発信の勉強会のテーマ『口腔体操』です音符

ライフサポートねりまでは開設当初から食前の口腔体操を日課としています。

 

                  口腔体操一例

 

口腔(こうくう)には、食べる機能や、会話をしてコミュニケーションを取る機能などがあります。食べるためには、歯で食物を咬み、飲み込む(嚥下)という一連の動作が必要です。

この食べるための一連の動作をスムーズに行うために食前に口腔体操を行うことが有効なのです。

 

『お口・舌の動きをスムーズにする体操』

唇やほほ、お口周りや舌の筋力をアップすることで、お口の機能が高まり、唾液がよく出るようになり、舌がなめらかに動いて食べ物を飲み込みやすくなります。お顔の表情もイキイキしてきます。

 

『飲み込むパワー(嚥下機能)をつける体操』

飲み込みに関連する筋力をアップすることで、食事中の「むせ」などの症状改善につながります。

 

『噛むパワー(咀嚼機能)をつける体操』

「食べこぼし」や、食べ物が鼻に流れ込むのを防ぎます。また、唾液が良く出るようになると、美味しく安全に食べられます。

 

『滑舌(口唇・舌の巧緻性)をよくする体操』

口の動きをよくすることで、明瞭な発音につながり、表情が豊かになります。

 

 

今回の勉強会も感染対策と参加のしやすさを考慮してオンラインで開催致しました。

誤った姿勢と正しい姿勢での飲み込みを体験や、各自の嚥下機能が衰えていないか簡単な評価をおこなうことで、ご利用者様の立場に立って『口腔体操』の必要性や理解を深めましたキラキラ

 

今後も当施設ではご利用者様にとって安全に美味しく楽しい食事時間を提供できるようにスタッフ一同で支援して参ります照れ