エレベータに鏡がついているワケとは? | 大泉学園複合施設オフィシャルブログ

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大泉学園複合施設は、練馬区の地域包括ケアモデルの中核を担うことを目指した病院・施設です。

こんにちは!看護部です!

 

皆さん、突然ですが、エレベーターに鏡がついていることってありますよね?

その理由ってご存じでしょうか?

身だしなみを整えるため?

犯罪抑止のため?

 

これらも間違いではありません。

 

ですが、元々の理由は、車椅子の方がエレベーターを乗り降りしやすいようについているんです。

どういうことかといいますと…

 

車椅子を一人で漕いでいる場合は、多くの場合エレベーターに前向きに乗ります

すると、エレベーターから降りるときは後ろ向きでバックしないと出られないことになります。

ですが、後ろを振り返りながら車椅子を後ろに漕ぐのはものすごく大変なんです!もやもや

 

そこで、鏡の出番なわけです。

エレベーターの鏡がバックミラーの役割をしてくれるおかげで、車椅子でバックする時に

安全に後ろを確認しながら降りることが出来るのです。

 

実は、公共施設のエレベーターに鏡をつけるというのは、各自治体の「街づくり条例」や「バリアフリー法」などによって義務付けられている地域がほとんどです。

バリアフリーという概念が出てきた平成あたりから、相次いで策定されるようになりました。

 

と、普段何気なく目にしているものが、実はバリアフリーを実現するためになくてはならないものであるという小話をしました。

以上、看護部でした!