こんにちは
リハビリテーション部です。
今回は、装具作成後の代金お支払い時の保険使用についてご紹介したいと思います。
当院では、脳血管疾患や末梢神経障害により麻痺のある患者様に対し、
よりよいリハビリの提供や生活の質(QOL)の向上のため、
医師や技師装具士と連携して、上肢や下肢の装具を作成しております。
当院での装具作成の流れとしては、
①医師の指示の元、担当セラピストから装具の必要性を患者様、ご家族に説明します。
②患者様、ご家族から承諾が得られた後、装具を作製します。
③完成後、装具と領収書を作製事業所よりお渡しします。
そんな中で、装具のお値段が気になる方も多いのではないでしょうか?
お値段は種類によりまちまちですが、長下肢装具ですと1本20万円前後になることもあります・・・。
金属支柱付き長下肢装具:パシフィックサプライホームページより引用
しかし、装具は各種保険による償還払いが可能で、
装具の費用は一旦全額お支払い頂きますが、その後の請求手続きで
保険の種類により1~3割の自己負担額となっております。
国民健康保険・・・3割負担
老人保険・・・1~3割負担
後期高齢者保険・・・1~3割負担
協会けんぽ・・・3割負担
組合・共済・・・3割負担
*請求の際は、装具を作製した事業所の領収書と、病院から発行された装具使用証明書が必要となります。
こういった点につきましても、ご説明したうえで、作成をご相談させて頂いております。
こちらは当施設の備品としての装具の一部です。
より適切な装具提供となるように活用しております。
患者さんの最適なリハビリテーション治療、そして安心と最適な装具処方ができるように、
これからもリハビリテーション部のみならず、チームで関わっていけたらと考えております。
引き続き、よろしくお願いいたします