こんにちは、看護部です
先日、2日間の日程にて、病院機能評価を受審させていただきました
このために、1年以上前から、各部署が連携して準備を行っていました
上の写真は、機能評価当日に準備した書類の一部です
現状ではまだ最終評価ではありませんが、当日の講評では、
リハビリテーション機能
チーム医療
患者さんの権利擁護
といった点につきまして、高い評価をいただくことができました
特に、当院が独自に行っている取り組みとして、
「攻めのリハビリ」として、リハビリテーション病院の中でも特に積極的なリハビリを行っている点
医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・管理栄養士・社会福祉士(医療ソーシャルワ ー カー)・歯科衛生士によるチーム医療を展開している点
「抑制ゼロ」を目指し、抑制による患者さんの権利の侵害を避けつつも、安全管理に努めているといった点
につきまして、優れた取り組みと言及いただくことができたことにつきましては、当院の理念を肯定していただけたものとして、大変うれしく思っております
一方で、評価機構という第三者から見ていただくことで、当院の課題も明らかにしていただけたため、良い点は継続しつつ、指摘事項につきましては改善を図っていけるよう、職員一丸となって取り組んでいきたいと思います
病院機能評価とは、公益財団法人 日本医療機能評価機構が行っている、病院の質改善活動を支援するための審査活動です。病院機能評価は、以下の4つの視点より評価されます。
1領域 「患者中心の医療の推進」
2領域 「良質な医療の実践1」
3領域 「良質な医療の実践2」
4領域 「理念達成に向けた組織運営」
病院機能評価事業|受審の意義 より引用(参照日:2021/08/30)
https://www.jq-hyouka.jcqhc.or.jp/accreditation/outline/significance/
難しい書き方になっていますが、要約すると、
患者さんの権利と安全は守られているか
チーム医療は推進されているか
病院機能は適切に発揮されているか
病院運営は健全に行われているか
といった点が適切に行われているか、指摘された問題点に対してその改善に適切に取り組んでいるかという点が評価されます
そして、認定を受けた病院は、5年間、病院機能評価機構認定病院を標榜することができ、認定証が授与されます。つまり、病院機能評価を受けていることは、病院としては、適切な病院運営が行われていることを証明でき、患者さんとしては、安心して医療を受けるための一つの指標となるのです。
2021年7月末時点で、全国には8227の病院がありますが、機能評価機構認定病院は2075となっています。約25%の病院がこのシステムを活用し、より患者さんに満足していただけるような体制の整備に取り組んでおります。
繰り返しになりますが、当院におきましても、病院機能評価機構からの指摘事項につきまして、真摯に受けとめ、良いところは継続していくとともに、指摘事項に関しましては改善活動を行っていくことで、患者さんにはより良い医療を提供できるように、職員にとっては働きやすい職場環境づくりを目指していきたいと思います。