おはようございます! 薬剤科です。
最近暖かくなってきましたね。
夏本番の暑さに耐えらえるかどうか不安を感じる今日この頃です。
今回は「脱水と脳梗塞」についての内容です。
脳梗塞とは脳の血管が詰まってしまうことにより、血流が滞り脳の細胞が死滅してしまう病気のことです。
脳梗塞のリスク因子として、代表的なものに脂質異常症、糖尿病、喫煙、高血圧、心房細動などあります。
「脱水」も脳梗塞の原因になります。
脱水の状態は体内の水分が不足しています。そのため血液中の水分も少なくなり、血液の粘度が増すドロドロの状態になってしまいます。血液の粘度が増すと血栓(血のかたまり)ができやすくなり、血流が悪くなるため血管が詰まりやすくなります。
特に高齢者は脱水になりやすいため注意する必要があります。
その理由として以下の事が挙げられます。
・体内の水分量が少ない
・汗をかきにくい
・のどの渇きに気づきにくい
・夜間のトイレを避けるための水分摂取の制限
・利尿剤の服用
もちろん高齢者だけでなく、若い人でも注意する必要があります。
のどが渇いてからの水分補給では適切な脱水対策とは言えません。のどが渇いているということは、すでに体内は水分が不足しているということです。
1~2時間に1回などと時間を決めて定期的に水分補給することが大切です。
脱水と言えば夏に起こりやすいイメージがありますが、1年を通して起こりうる可能性があります。
適度に水分補給を心がけ、水分不足にならないように普段から心がけていきましょう。