こんにちは、
リハビリテーション部です
暦の上ではもう秋ですが、まだ暑い日が続きますね
雨も降るので蒸し暑い日が続き、熱中症のお話がよく聞かれます。
熱中症予防で水分補給、という話はよく聞かれますが、
水分だけ取っていれば良いか、というとそうでもありません。
水分補給が必要、といったお話の裏で、『水中毒』という言葉は聞かれた事は無いでしょうか。
別に水に毒性があって、飲んではいけない、といった話ではないですよ~

水が毒になる訳ではなく、水だけの取り過ぎによって起きる、
体内のミネラルバランスの崩れを水中毒と言います。
水中毒は、水分を大量に摂取することで血液中のナトリウム濃度(塩分の濃度)が低下し、
「低ナトリウム血症」という状態に陥ってしまい、場合によっては命の危険にさらされます。
主な症状としては、めまいや頭痛、多尿・頻尿、下痢などがあげられます。
悪化すると吐き気や嘔吐、錯乱、意識障害、性格変化、呼吸困難などの症状が現れ、
死に至る場合もあります。
なので状態に応じて水やお茶、スポーツドリンク、経口補水液と飲むものを変えていく必要があります。
経口補水液は、脱水症状だけでなく水中毒の対策としても薦められています。
人間の体液に近い成分で作られた経口補水液には、塩分や糖分が含まれています。
ナトリウム濃度はスポーツドリンクの2倍~4倍ほどであるため、
水分だけでなく十分な量のナトリウムを摂取することができます。
最近は塩分を補給するためのタブレットなどもあるので、
ご自身が摂りやすい方法を探るのも良いと思います。

何事も一つの事だけ行っていてはいけない、バランスよくという事でしょうか。
東北でもまだ残暑が続きます。
皆さん、ご無理をなさらずに…
以上、
リハビリテーション部でした