みなさんこんにちは 
栄養科です
私が今回お届けする話題は
脂溶性ビタミンについてです
誰もが耳にしたことがあるであろうビタミンですが、ビタミンは水溶性と脂溶性に分けられます。
その中でも脂溶性のビタミンはビタミンＡ・Ｄ・Ｅ・Ｋの４種類、これだけしかないのです
・・・これダケ・・・これＤＡＫＥ・・・これＤ・Ａ・Ｋ・Ｅ
みなさんお気づきになりましたか
そうタイトルの「Ｄ・Ａ・Ｋ・Ｅ」は脂溶性ビタミンのことでした
脂溶性ビタミンは
『油にとける・熱に強い・水に溶けにくい』という特徴があります
そのため、油を使った加熱調理（揚げ物や炒め物）によって体に吸収されやすくなります
また、水に溶けにくいため、例えば野菜を水洗いした場合でも水に流出する量が非常に
少ないのです
そんな脂溶性ビタミンのうち、今回はビタミンＡに着目したいと思います
★ビタミンＡの働き
皮膚や粘膜を正常に保ち感染を防ぎます。
目の粘膜にも重要な働きをし、夜盲症の予防・改善にも必要なビタミンです。
主に、鶏や豚のレバー、うなぎ、乳製品、卵などに多く含まれています
またβ-カロテンとして、人参、南瓜、ほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれています
β-カロテンは体が必要とする量に応じてビタミンＡに変換されます。
ちなみに、こちらは当院の食材保管庫にある人参の様子です
人参は常にストックしてあります
そんなビタミンＡにも欠乏症と過剰症があります。
欠乏症として・・・薄暗いところで、物が見えにくくなる『夜盲症』を発症することがあります。
また免疫力が低下し、風邪を引きやすくなります。
しかし、ビタミンＡの摂取不足による欠乏症はまれです
過剰症として・・・吐き気や頭痛などがしられています
またビタミンＡの過剰摂取により骨密度が低下し、骨折しやすくなることも報告されているようです。
以上、ビタミンＡについてでした。
次回、他の脂溶性ビタミンについても話したいと思います