第61回日本リハビリテーション医学会学術集会の予演会を行いました | 花川病院のブログ

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 2024年6月13日〜6月16日に渋谷で開催される、第61回日本リハビリテーション医学会学術集会の予演会を行いました!!

当院からは「高齢者における周波数解析を用いた静止立位制御の感覚重みづけ分析という演題名にてPT丸谷が発表させていただきますマイク

 

 

 姿勢制御は加齢に伴い視覚への依存度は増加すると先行研究にて報告されていますが、90歳以上、100歳以上といった超高齢者を対象としたデータや経時的変化の報告は十分ではなく、見解も統一されていないため、さらなる報告が望まれています。そこで、本研究では超高齢者の姿勢制御における感覚の重みづけを方向特異的に検討することを目的としました電球

 

 

 90歳以上は90歳未満の対象者と比べて、静止立位における重心動揺面積・速度・二乗平均平方根およびロンベルグ比は有意差を認めず、前後方向の低周波数帯のパワースペクトル密度は有意に小さく、中周波数帯は有意に大きいという結果でした。また、年齢と速度ロンベルグ比は前後成分で有意な負の相関を示しました。
以上のことから、
超高齢者においては加齢に対する姿勢制御の機能的代償のために前庭リハビリテーションを考慮するなど、多感覚トレーニングの有効性が示唆されます!!
 当院スタッフから出た質問とアドバイスを参考に、当日の発表に活かしたいと思います。今後も質の高いリハビリテーションを提供できるよう、研究活動も続けていきます
アップ

リハビリテーション部