薬局よりDIニュース(8月号)のご案内です。 | 花川病院のブログ

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 みなさん、こんにちはやしの木虹毎月院内向けに発行している「花川病院DIニュース8月号」をブログでご紹介しますサーフィン今月は「慢性腎臓病」について記載しています鉛筆

腎臓の機能が慢性的に低下する慢性腎臓病は、近年、患者数が増加しています。国内に1330万人(20歳以上の成人の8人に1人)ほどいるとされ、新たな国民病ともいわれています驚き

 

 腎臓はそら豆のような形をした臓器で、腰の上あたりに左右1つずつありますにっこり1個の大きさは握りこぶしグーぐらいで、成人で約120150gです。それぞれには血管がつながっていて、絶えず沢山の血液が送り込まれ、送り出されています地下鉄腎臓には、私たちが生きていくために必要ないくつかの大切な役割があります虫めがね

 

<腎臓の働き>

・体の中の老廃物を除去するトイレ

・体の水分、塩分のバランスを一定に保つみずがめ座てんびん座

・血圧をコントロールするバレエ

・赤血球の造血を刺激するホルモンを出すダーツ

・骨の健康を維持するドクロ

 

 「慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease:CKD)」とは腎臓病の種類に関わらず、腎臓に障害がある、または腎臓の機能の低下が3か月以上続いている状態をいいます。CKDは、腎臓が上記のような役割を徐々に失っていく病気のことです電球

CKDが進行すると、自然に元に戻ることはなく、老廃物や余分な水分が排泄されず徐々に体内に蓄積していき、腎臓の機能が15%以下になると透析などの腎代替療法の検討が必要となる末期腎不全の状態となります。初期には自覚症状が少ないため、気づかないまま病状が進行してしまう場合も多いのが特徴です雷

また、CKDがあると心筋梗塞、心不全、脳卒中など、心血管病を発症するリスクが高まるとも言われています注意

 

 CKDが進行すると、夜間尿むくみ貧血倦怠感息切れなどの症状が現れてきます怒りこれらの症状が自覚されるときには、すでにCKDがかなり進行している場合が多いといわれています。体調の変化に気をつけているだけでは、早期発見は難しいのがこの病気の特徴です目

 

 腎臓の働きは一度弱まると元に戻りにくくなってしまいます。悪くなった腎臓を治す特効薬はありません薬禁煙、飲酒は適量まで、減塩、適度な運動など、生活習慣を改善することなどが重要です走る人また、薬剤による治療など、腎臓病の状態に合わせた治療を行うためにも定期的に検査を受けることも大切です病院発症の危険因子をできるだけ排除し、予防、悪化スピードの緩和に努めましょう。

 

薬薬と腎臓薬

薬は腎臓から排泄されて体から消失するものと、肝臓で代謝されて無毒化されるものの2つに大きく分けられますてんびん座薬の量は排泄機能などが正常な人を基準として設定されているため、腎臓の機能が落ちると、腎臓から排泄されるタイプの薬は必要以上に蓄積され副作用が生じることがあります注意中には弱った腎臓をさらに弱めてしまう薬があるため、腎臓の機能が低下していると指摘された場合には、その情報を他の医療機関にもきちんと伝え、処方薬の確認をしてもらいましょう虫めがね

 

いかがだったでしょうか?何かわからない事があれば、花川病院の薬剤師にお気軽にお尋ねくださいね(薬局 室内)。