薬局よりDIニュース(3月号)のお知らせです。 | 花川病院のブログ

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 みなさん、こんにちはニコニコ毎月院内向けに発行している「花川病院DIニュース3月号」をブログでご紹介しますヒヨコ今月は「禁煙とおくすり」について記載しています鉛筆

 

 厚生労働省の調査によると、習慣的に喫煙している人のうち、4人に1人が「たばこをやめたい」と思っていることがわかっています。“たばこをやめたくても、やめられない”という人は、意志が弱いからではなく「ニコチン依存症」の可能性がありますガーン

 

 日本の喫煙率の推移を見てみましょうOK男性の喫煙率は、1995年には50%を超えていましたが、2019年では半分の27.1%に減少しているものの、成人男性の4人に1人は喫煙の習慣があります。一方、女性の喫煙率は、常に10%前後を推移していますあしあと2020年4月からは、受動喫煙を防ぐために、飲食店や事務所など多くの人が利用するほとんどの施設が「原則屋内禁煙」になっていますうさぎのぬいぐるみ社会の禁煙化が進み、たばこが吸いにくい環境になってきた今こそ、“禁煙のチャンス”かもしれませんウインク

 

 つらいと思われがちな禁煙も“禁煙補助薬”を用いることで、禁煙後の離脱症状が緩和され、比較的楽に禁煙することができるようになりますニコニコ禁煙補助薬は、「ニコチンパッチ」、「ニコチンガム」、「飲み薬」の3種類がありますキラキラわが国では、2006年から禁煙治療に健康保険が使えるようになり、禁煙外来を受診すると、貼り薬の「ニコチンパッチ」と「飲み薬の“チャンピックス”」の処方を受けることが可能となります。また、「ニコチンパッチ」と「ニコチンガム」はドラッグストア等でも購入することができます。海外のデータによると、禁煙補助薬を利用することで、自力での禁煙に比べて3~4倍禁煙しやすくなると言われています。日本の禁煙外来においても、禁煙補助薬が使用されることが多いのですが、全国的な規模での治療成績の報告(2017年度調査)によると、12週間の禁煙治療を受けた人では、約8割が治療終了時点で少なくとも4週間以上の禁煙に成功し、約5割が治療終了後9ヵ月間の継続禁煙に成功していますニコニコニコチン依存度が高い方や過去に禁煙をして禁断症状が強かった方は禁煙外来での治療をお勧めします!!

 

DIニュース本誌では、禁煙補助薬の詳しい使い分けや特徴について記載しています。ぜひご覧になって下さいね照れ

 

いかがだったでしょうか?少しでも生活に役立てて頂ければ嬉しく思います。何かわからない事があれば、花川病院の薬剤師にお気軽にお尋ねくださいね電球(薬局 長谷川)