『義歯が痛くて治らない』
こんな質問をよく受けます
いろいろ原因は考えられますが、もちろん義歯が合わなくなっていることもありますが、
新しく作った義歯が何度調整しても痛みが改善されないといった事をよく耳にします。
そういった場合かなりの頻度で口腔内を見ると乾燥がひどく汚れていることが多いです。
どうしたらいいの？
『保湿とマッサージ』
この二つの要素がとても大きな意味があります。
口腔内とは本来は唾液で潤っていなくてはならないのですが、いろいろな要因があり
例えば飲んでいるお薬の副作用、加齢、また高齢者では近年一人暮らしが多く
会話をする機会が減ってしまった事によりお口を動かさなくなってしまい
口の『運動不足』がおき、口のまわりや口腔内の筋力、舌の筋力
飲み込みの筋力低下が起き、口腔乾燥を加速化させてしまっています。
これらを同時に解決していかなければなかなかうまく義歯を使って行くことは
難しくなりいくら調整しても傷も治らす患者様の意向に答える事は
難しくなる傾向が多々あります。
『唾液が少なく乾燥がひどい場合の対処法』
保湿剤（リフレケア等）を使って口腔内を潤すことです
義歯の下に潤滑剤として使う事で義歯への加重を
ダイレクトに伝わることを和らげてくれます
乾燥していると粘膜と義歯がひっついてしまい傷を作ってしまいます
「最近義歯に食べ物がくっついて取れないの」
これもやはり乾燥が大きな原因の一つで、もちろん口腔内の筋力の衰えも関係がありますが
食事の前などに保湿剤（リフレケア）を口腔内全体にまんべんなく塗ります
口腔内に塗るのが難しい時は義歯そのものに直接ぬると難しくなく塗ることができます
食べる前には『口腔体操』をして筋肉を和らげ準備体操をして
さらに唾液がでるのを促す事も大事なポイントです
口腔内が潤うと効率よく口腔内へ食べ物が移動しやすく口の動きもスムーズに
行う事ができ食事がしやすく飲み込みやすい環境が整えられます
ぜひお試しください
次回はマッサージについて掲載します。
DH （に）