日本理学療法士協会では、多様化するニーズに応えうる理学療法士を育成していくため、2022年4月より新生涯学習制度が開始されました。今まで以上に、国民に対して理学療法士という専門職の質を保証するために、「5年ごとの更新制」が取り入れられ、生涯にわたり知識・技術の維持・向上が可能となる制度設計となりました。
当院では、旧制度から生涯学習に取り組んでいた結果、認定理学療法士取得者は45％と全国平均の8％を大きく上回っており、受験資格のある6年目以上に絞るとその取得率は70％を超えています。
当院の認定理学療法士の取得分野として、脳卒中、運動器、呼吸、代謝、地域理学療法、介護予防、補装具と幅広い分野で合計32名の取得者がおり、その他の学会資格としても３学会（日本胸部外科・呼吸器・麻酔科学会）合同呼吸療法認定士や心臓リハビリテーション指導士などを取得している理学療法士もいます。
われわれ理学療法士には、専門職として、自己研鑽を含めた生涯学習を継続して行う責務があります。当院に入院して下さった患者様へ質の高い理学療法を提供するために、今後も研鑽を続けてまいりたいと思います。
リハビリテーション部