「ウェルウォークWW-2000」を道内で初導入してから3か月が経過し、新たに導入された新機能を用いて患者様により有効な歩行練習を提供することが出来ています。今回、従来モデルの「ウェルウォークWW-1000」には搭載されていなかった機能を1つ紹介します。
WW-2000では人間の骨格を検出する人工知能エンジン「VisionPose」が搭載されたAIカメラにより、患者様の姿勢が正しい位置にあるかどうかを確認することが可能になりました。この技術によって、ロボット脚を装着していなくても患者様の歩行状態をリアルタイムに検出することが可能となり、以前に紹介した「姿勢ゲーム機能」と「東海道五十三次ウォーク」も実施できます。
従来のウェルウォーク WW-1000では、ロボット脚を装着しないトレッドミル歩行練習では、練習の様子が記録できなかったため、フォードバックの機能などを十分に活かすことが出来ませんでした。しかし、ウェルウォーク WW-2000では、ロボット脚を装着しないトレッドミル歩行練習においても練習の様子が記録されるようになったため、脳卒中片麻痺患者様だけではなく、骨折後の歩行練習においても活用の幅が広がりました。転倒防止機能も搭載しているため、安全を確保しながら積極的に歩行練習を行ない、歩行の再建に貢献していきます。
リハビリテーション部