みなさん、こんにちは
毎月院内向けに発行している「花川病院DIニュース2月号」をブログでご紹介します
今月は点手耳薬の正しい使い方についてお話をしたいと思います
点耳薬は耳の中に直接薬を投与し、投与後に約数分間そのままの姿勢を維持する治療法です
メリットとして、錠剤やカプセル剤などの内服薬や注射薬のように全身に薬を届ける方法に比べ、局所投与なので薬の成分が速く届き、副作用も少ないと考えられます
一般的に点耳薬には、細菌を抑える薬、炎症を和らげる薬などがあります
使い方は、症状などによって異なるので、医師の指示通りに使いましょう。また、点耳薬の容器は目薬にとても似ているため、誤って点眼しないように注意が必要です
点耳薬の正しい使い方は以下の通りです
①綿棒などで外耳道をきれいにします。
②点耳したい方の耳を上にして横向きに寝ます。この時外耳道の入り口が水平になるように頭の位置を決めます。
③医師の指示した量の点耳薬を滴下します。
※このとき耳たぶを1～2回指で引きあげてゆするようにすると効果的です。
④点耳後は約5～10分間そのままの姿勢でじっとします。（耳浴）
⑤清潔なガーゼかティッシュペーパー等を耳にあてて起き上がります。
耳の外に流れ出た薬液は拭き取るようにしましょう。
点耳する際は、薬の容器の先端が直接、耳や皮膚に触れないようにしましょう。薬の容器が汚染してしまい思わぬ副作用を招く恐れがあります
投与時は唾を飲みこむようにすると上手く耳の中に薬液が広がります
DIニュース本誌では、具体的な点耳薬の種類やQ＆Aコーナーも合わせて説明しているのでぜひご覧くださいね
いかがでしたでしょうか
少しでも、点耳薬の使い方について知識を深めて頂ければ嬉しく思います何かわからない事があれば花川病院の薬剤師にお気軽にお尋ねくださいね
(薬局 長谷川）
