昨日は血液浄化に関する勉強会として、【血圧低下時の対処】の勉強会が開催されました。
人工透析は血液のろ過をしているので、血液をいったん対外に出してまた戻すということをします。 また、透析日と透析日の体内に蓄積された水分を除水という形で対外へ排出します。 血液量が減るということは血液の低下に繋がるということなのです。
さて、透析中に血圧が低下した場合は、どのように対応するのでしょう
足を高くあげることで下肢の血液が心臓に戻りやすくなり、心拍量を増大させることで血圧上昇を狙う方法として『下肢挙上』を行っています。
また透析液の設定温度を下げることにより患者の体温を下げ、抹消血管を収縮させることで血圧上昇を狙う方法として「低温透析」という方法もあります。
他にもいくつか紹介されましたが、患者さんの状態をよく観察しながら適した対応をしているようです。
今回の勉強会は医療職にとっては日々行っている題材ですが、事務職には新鮮に映りました