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がんのリハビリテーション研修
こっそり覗き見
日本では、2人に1人ががんに罹患する時代になっています。
ただ早期発見と治療の進歩によって、がん全体の死亡率は減少し、
がん生存者数(がんサバイバー)は明らかな増加傾向にあります。
がんの患者さんはがんそのもの、手術、化学療法や放射線療法などの治療過程で、
運動麻痺、筋力低下、拘縮、バランス機能障害、認知機能障害、
嚥下障害、発声障害、排泄障害や浮腫など様々な機能障害、痛みや倦怠感
といった身体症状や精神症状を呈する可能性があり、
それらの障害や症状によって歩行、動作能力や日常生活動作能力に制限を生じた結果、
生活の質(Quality of Life;QoL)を低下すると言われています。
そのため、増加するがん患者さんの機能障害や症状など
療養生活に関わる対策は喫緊の重要な課題であり、
がんリハビリテーションはその一翼を担うことができます
参加者は、田所院長、理学療法士2名と看護師さんで
今日までに約10時間の講義と16章ごとの
がんの疾患や病期に特徴的なリハビリテーションの内容や
多職種チーム医療の実際について理解を深めて、確認テストを行いました
今日は5時間のリモート型グループワーク
当院に割り当てられたお題は・・・
『胃がん』
模擬リハビリテーションカンファレンスを通して
ディスカッションを行うことでチーム医療としてのがんリハビリテーションの理解を深め、
臨床場面での実践につなげることを目指します
がん医療に携わる多職種の医療従事者が、
がん患者に対するリハビリテーション診療に必要な知識や技能を習得し、
がん医療の質の向上に貢献し、がん患者の QOL 向上の一助となれば幸いです