ハーモニカサークルの新曲の最後6曲目は、4月に先生がみんなに配ったという「ルパン三世のテーマ」。だからこれは新入りのけんじいにとってハンディキャップはほぼないはずだ。だがたった1か月の間にレベルの高い新しいサークルのメンバーはおおむね吹ける状態になっていた。
(作曲者は大野雄二、左の人かな)
それでも多分9月の演奏会ではなく来年3月の単独演奏会用だろうと言う声に安心していたのだが、みんなの完成度が高いのを見て先生もやりたそうで、結局前倒しで9月にやることになった。代わりに最初に紹介した「キャラバン」が取り下げられた。さあ大変!
ルパン三世、アニメらしい。そう言えば自分の子供たちが見ていたような気がする。「不二子ちゃーん!」と言うセリフに記憶があるが、けんじいは無関心だった。音楽だけは覚えがあるとはいえ、リズム的に速いし裏拍多用で戸惑うことが多い。かなり吹けるようになったと思って、みんなと一緒に吹くとどこか違う部分がある。大抵は裏拍の十六分休符を待てないのだった。
それでも最初は全く手も足も出なかったこの曲がなんとかまとまるようになってきたのは嬉しい。