この3連休は好天予報。蓼科での2日目はかねてから約束していた蓼科の岳友とのハイキングだ。岳友は「孫が東京から帰ってきて、急遽近くに住んでいる子供の家族とバーベキューをやることになったので、1時ごろまでには帰りたい、ついては軽い霧ヶ峰散策でどうか」と言ってきた。

 

 

 けんじいは標高2000mではまだ褐色の草原でつまらないと考え、何度も登ったが守屋山を提案した。これが大正解。何度も歩いた駐車場からダラダラ道を行くのはやめて、国道のさらに先にある立岩登山口に車を止め、7時50分スタート。このコースの登りは初めて。ずっときつい登り坂が続くが、それだけ短距離。けんじいのようにスタミナがない者にとっては、疲れないうちに頂上近くに達するので好ましい。

 

 

 名前の通り、いろいろ名付けられた岩の多いコースだ。最初に出会うのがこのコースの名前となった立岩。雪に輝く仙丈ヶ岳を突き上げるような雄々しい立岩に漲る力を感じた。ヒトリシズカ(1番上)の多い道を過ぎると、コースが2つに分かれた。岩巡りコースを選び、亀岩、夫婦岩、鬼ヶ城などいろいろな岩を楽しんだ。

 

 

 9時過ぎメインコースと合流。ジグザグにつけられた急登を登り切ると9時半前東峰(1631m )。諏訪湖を眼下に、北アルプス、中央アルプス(下 )南アルプス(上、仙丈ヶ岳)の眺望が素晴らしい。雪のほとんどない八ヶ岳はちょっと見すぼらしい。

 

 

 予想よりも早く着いたので、西峰往復もすることにし、10時前、西峰(1650m)で20分間のランチ休憩。2つの峰の間にはオオカメノキ(下)が何度も現れて、楽しませてくれた。

 

 

 10時40分ごろ東峰に戻り、登りに選ばなかったコースを通って、ほぼ1時間で駐車した出発地点に戻った。これぞ老人の楽しい山歩きと言える、快晴、安全、短時間、花鑑賞、山桜も新緑も味わえた素晴らしい半日だった。山荘まで送り迎えしてくれた岳友に大感謝。