今まで単独でサークルが実施するハーモニカコンサートには、町田ハーモニカフレンズ以外に聴きに行ったことがなかったが、今回初めて「ハーモニカバンドさくら」のコンサートを聴いた。
このサークルは、以前我がサークルが参加した同じ演奏会などで見たことがあるが、女性が多く舞台衣装が派手なことが印象に残っている。今回もいきなり女性全員の桜色のドレスに圧倒された。
それはともかく、演奏曲はこのプログラムのとおりで、格別特徴はなくまあポピュラーと言ってよいだろう。特徴と言えばその構成で、クロマチックハーモニカ、複音ハーモニカ、バリトンハーモニカがそれぞれ5〜6人ずついる。やはりクロマチックだけとは違う雰囲気がある。
コードハーモニカとバスハーモニカはもちろんいるが、そのほかにピアノ、ギター、ドラムで味をつけている。それぞれの紹介とともに、パートごとに1曲ずつ演奏した。みんなレベルは高い。
休憩後第2部になると各人がそれぞれ色鮮やかな衣装になって現れた。会場内がその鮮やかさに思わずどよめく。衣装や選曲のせいもあるかもしれないが、なんとなく楽しそうな雰囲気だ。なお数少ない男性はブレザーのままで変わりはない。
指揮者はこのサークルの先生だろうが、佐野啓さんというトランペット奏者で俳優もやると紹介された。しかしネットで調べると日本タレント名鑑に載っており、特技が「トランペット、作曲、編曲」とある。実際プログラムにある「チェリーブロッサムー」はこのサークルのサークル歌であり、佐野さんの作曲である。
司会も専門家なのか上手で、肩の凝らない楽しい演奏会だった。アンコール曲は鈴懸の径。なおチケットは1千円だったが席は8〜9割方埋まっていた。