去年、母の100歳の祝いをしたと思ったら、当たり前だが今年は101歳。去年は老人ホームでの会食が許されなかったので、外できょうだいでランチした後で訪ねたが、今年は会食オーケーということで外から仕出し料理をとって食べた。

 

 

 去年同様けんじいのハーモニカの伴奏でハッピーバースデーを歌う。母は相変わらず「今朝から会う人、会う人がおめでとうございますと言うけど何にもめでたいことなんかない(いつも早く死にたいと言っている)」ととぼけているのか本心なのか繰り返し言っている。

 

(名鉄1800系?)

 

 以前よりも元気な顔つきで、弟が小学校の親友と2人が薫陶を受けた先生の話をすると、ちゃんと覚えているらしく、的確に応じていた。耳が遠いのだが、弟が話す言葉をタブレットで直ちに文字にするアプリを使って見せたので、母も頭の回転が良かったのかもしれない。

 

(上下は兵隊に行った父への総理大臣からのお礼の印。職業軍人は恩給がもらえたが、一般市民はこれだけらしい)

 

 食事後母の部屋に移動し、なぜか妹のところにあった父への総理大臣の銀盃などを見せてもらい、ひ孫(けんじいの孫)のピアノの発表会の動画や写真を見せた。1月27日はモーツァルトの誕生日と同じなので、けんじいはついでにハーモニカで「モーツァルト40番」を披露した。最後にコケたら、感想は「息が大変そうだね」。帰るときのセリフも「もう来んでもええ。死んだときに来ればええ」といつもと全く変わらなかった。元気な母に感謝。