三浦半島はやや遠いが老人のけんじいにとって今や冬のワンダーランドだ。今シーズンまずは手始めのウォーキングにと去年も行った西海岸に向かう。去年の油壺よりやや北にある荒崎海岸。京急三崎口からバスで終点荒崎へ。

 

 

 バス停から10分ほどそのまま先へ進むと、丘に向かって道がついている。

 

 

 誰もおらず荒涼としている。ただ鳥は多い。トンビが特に多い。「鳶に注意」の看板も多い。

 

(トビ、ハクセキレイ、モズ)

 

 荒涼としていたが、下の海岸に移動する頃から青空が広がり待望の富士山もお出ましになった。思わず「I 'm so lucky.」と叫ぶ。最近見た本に「毎日1回でいいから英語でつぶやけ」と書いてあった。

 

 

 山もいいが海もまたいいものだ。ましてその向こうに日本一の富士さまがおいでになれば。隣の小高い丘(地図上はこれが「荒崎」標高21.9m)にも登ってもう一度海と富士山を眺めてから、あたりをつけておいた地元の魚料理店「新兵衛」に向かう。

 

 

 Google mapsが案内する通り行くと道は狭くなり廃屋が現れ間違ったかと思ったが、ちゃんとあった。美味い刺身を食べるのも三浦半島の楽しみの1つだ。小さな店が満員で、出てくるまで随分時間がかかったが、出てきたものには大満足、大満腹。

 

(地物刺身定食、左からカマス、アジ、ヒラメ、ハナダイ、カワハギ、メトイカ、アカサバ(ハチビキ)と書いてあった。このほかアジのフライも食べた)

 

 その場所が思いがけず次の目的地、愛称「ソレイユの丘」のすぐ隣だった。裏手から丘に登ると海と陽光が眩しい。「ソレイユ」はフランス語で太陽。米軍住宅、自衛隊基地を経て、正式名「長井海の手公園」になったのは2005年と比較的新しい。

 

 

 公園の中(上、菜の花が早くも満開)を通り抜けると海岸に出る。公園内を含めて「関東ふれあいの道」の一部だそうだ。和田長浜海岸と名付けられた海辺を、岩が迫る辺りは波を避けつつ東へ歩く。

 

 

 距離は物足りなかったが、冬のことで日は短いので和田バス停方面の表示が出たところで海岸と別れを告げた。