4月に小学校の正門で会おうというイベント企画の続き。卒業時に同じクラスではないがけんちゃんが親しかった何人かを思い出した。一人は発起人3人のうちの一人、こうちゃんが「僕の親友で是非会いたいと思っている男がいる」と言ったW君。
W君の名前を聞いてけんじいはその四角い顔、ある時期毎日のように一緒に帰った日々を思い出した。「彼なら僕にとっても一時期の親友だ。是非僕も会いたい」と伝えておいた。
ところがこうちゃんが連絡をとった結果は次の通りけんじいを落胆させるものだった。「60年以上誰とも交流がなく、そのような気持ちになりません」「けんちゃんについては顔を思い出さないが、認識はおぼろげながらあります」と。あれれ、おぼろげ程度か。あんなに毎日つるんでいたのになあ。
もう一人は、3年生くらいの時に男女仲良し4人組でこれも毎日のように一緒に帰り、時には格好の散歩道を手を繋いで歩いて嬉しかったキュートな女の子ナオミちゃん(仮名)。オダマキの花を見るたびに思い出す女の子だ。けんじいが名古屋にいる時に2度会ったことがあるので、古い電話番号だが連絡してみた。
ナオミちゃんは健在で、「神戸からだから行けるかどうか分からないけど詳細が決まったら連絡してね」ということになった。落胆したのは「でも私たち小学生の頃あまり話したことなかったから・・・」と言われたことだ。「何言ってんの。3年生の頃毎日のように伊藤君と佐藤さんと4人で遊んだじゃないの。覚えていないの?君可愛かったよ」と思わず言ってしまった。(彼女の思い出はオダマキの話で書いたことがあります)
というわけで、けんじいがけんちゃんだった頃のことをしっかり覚えていた二人から「ぼんやり程度の記憶しかない」と直接間接に言われてガッカリした話でした。