山荘からわりと近いところにある「蓼科高原 バラクラ イングリッシュ ガーデン」の招待状をもらったので、久しぶりに出かけた。開園したのはケイ山田という英国式庭園の第1人者とのことで、1990年というから、けんじいの山荘とほぼ同じ時期だ。

 

 

 ホームページによると、「約1万平米の地に、ケイ山田の統一デザインのもと、設計から石工、ガーデナーまで、庭園の全てを英国人専門家により創園。日本初の本格的英国式庭園として誕生。英国式庭園は、花々のやさしい色と香り、そして蝶や蜂が飛び交い鳥が唄う、心地よい癒しの空間」。

 

 

 「当初、英国から移植した2,500本もの草花をはじめ、私たち自らが植えた植物たちは造園デザインとともに美しく見事に成長しております。「世界の英国式庭園」の一つとして、蓼科バラクラは英国の権威ある専門書にも収められ、米国のテレビにも広く紹介される存在となりました。(中略)2009年には、園芸の本場英国の「チェルシー フラワーショー」に3度目の出場を果たし、女王陛下からお褒めを頂くまでに至りました。」だそうだ。

 

 

 ひと頃はここに大型観光バスがたくさん駐車するほどの賑わいだったが、コロナ禍で最近は少し寂しそうだ。1万平米といってもウォーキングというほどの広さではないので、けんじいのようにそれを主目的とするなら、蓼科高原のどこかを歩いていた方がいいが、花好き、特に西洋の花が好きなら堪えられないだろう。

 

 

 入場料は1〜3月中旬の200円から6月上旬の1600円まで花の多さによって大きく変動、7月中旬から9月末までは800円と安い。夏の高山植物なら一番高い値段でもおかしくないので不思議だと思ったが、あくまでもイングリッシュガーデンだからそういうことなのだろう。

 

 

 ちなみに「バラクラ」は「薔薇色の暮らし」の略だそうだ。小1時間くらい潰すならまあいい所。簡単なレストラン、カフェもあり、ここだけなら入場料は不要である。

 

 なお、花の名前が全く書いてないが、もしあっても横文字かカタカナばかりになるからこれでいいのかもしれない。