ウォーキングの続きだが、桜が散らないうちで天気がよいうちとなると悠長に構えていられない。というわけで前日に続いて石神井川のウォーキングに出かけた。

 

 

 前日の帰りに乗車した東上線中板橋駅で下車して石神井川に向かうと、もうこの日は初めから素晴らしい。1時間半にわたる王子までの全コースが桜だらけである。

 

 

 天気がいいせいか、さらに盛りになったせいか、しかし枝振りといい色艶といい、どう見ても前日のコースよりも素晴らしい。

 

 

 少し行くと釣り堀公園があった。これは石神井川の旧河道を利用したもので無料だそうだ。

 

 

 上が高速道路の中山道(地下は三田線)を越えてしばらく行くと、ひときわ桜が多く艶やかになってきた。

 

 

 目の前には立派な帝京大学病院のビル(下、見えないがかなりの高層)。加賀前田藩の下屋敷だったという加賀公園の築山跡の高みからは、東京家政大学のビル(さらにその下)が見えた。

 

 

 2つの大学を見て、医師でも、栄養士でも、服飾デザイナーでも、技術のある人は身一つで何でもして生きていけるけど、普通のサラリーマンは潰しがきかないなあと思う。

 

 

 まあけんじいも40歳の時、わずかに日本語教師の資格試験を取っておいたから今役立っているわけだが、これもなかったら老後の働く場所探しは大変だった。

 

 

 さて加賀公園の築山跡(上)は、明治になってから陸軍省が石神井川の水を利用して火薬を作っていた場所だそうだ。スカイツリーが見える。

 

 

 この辺りは両側に瀟洒なマンションが並び、両岸の散歩道も車の入れない緑の多い雰囲気の良い道が続く。

 

(オナガ(右)がうるさく鳴いていたので撮ってやった)

 

 埼京線の線路をくぐると今度は歴史ある渋い雰囲気になってきた。

 

 

 音無親水公園(下)に入ると王子駅(さらにその下)はすぐだ。この公園は桜の季節に来たことがあるが、細々とした流れになり、今までの石神井川はどこへ行ったという感じだ。

 

 

 最後まで桜の道だったが、石神井川は隅田川に注いでいる。

 

 

 ただ合流地点は私有地に囲まれていて見ることができないとのことなので、明治通りの先まで歩いて、再び1級河川らしく大きくなった石神井川を見届けて王子駅に戻り、ホームから飛鳥山公園の桜を眺めて帰途についた。

 

 

 桜の季節なら超オススメのコース。豊島園から上流はまた気の向いた時に。