昨年高尾梅林で梅を見てから蛇滝経由で高尾山に登ったが、高尾梅林で最も規模の大きい木下沢梅林は少し遠回りになるためパスした。そこで今年は木下沢梅林から景信山に登ろうと出かけた。高尾駅前から小仏行きのバスに乗り、日影で下車。10時前、梅林に向かって坂道を上る。

 

(これは、帰りに高尾遊歩道梅林から京王高尾線を見たところ)

 

 先週末から梅祭りしているとのことだったので、咲き具合をチェックしないで行ったのだが、まだまだ咲き出したばかり。「私がツイッターで毎日発信しているのに見てくれてないの?」と言う係のおじさんによると、満開は10日ほど先になるだろうとのこと。

 

 

 仕方なく小下沢(なぜか沢の名前と林道の名前はこちらなのです)に沿った登山道を進む。台風でずっと通行禁止だったが最近ようやく禁止が解かれた。このコースは13年前の4月に下り道で使ったが、沢に沿ったゆったりコースだった記憶がある。

 

 

 確かに北高尾山稜への分岐点(広々としており、昔キャンプ場があったようだ)までの40分はそうだった。ここにトイレの建物はあったがなぜか使用禁止。一休みして11時過ぎ、狭くなった山道を出発してしばらくは道が荒れていたが、沢沿いだった(上)。

 

 

 しかし間もなく意外にも沢から離れぐんぐん登り始め、あっという間に標高差200m弱を稼いだ。1時間少々で、去年歩いた小仏バス停からの尾根道と合流。ここからはコースタイムでわずか15分なのだが、少し先から山頂までは急な登りが続く。

 

 

 その分眺めは良くなるのだが年々このきつさがこたえる。12時半過ぎ山頂(723m )。富士山に1番近い指定席に座ってお弁当を食べる。どういうわけかこの席、必ずしも人気があるわけではないようでいつもここに座れる。この先適当な休憩場所もないので、富士山を眺めながらコーヒーも飲んでゆっくりする。

 

(これは山頂の反対側、北側の眺めの良い場所)

 

 下りは小仏峠経由1時間10分で小仏バス停到着。こちらもまだ早いだろうけど、残りの高尾梅林を散策しようと、駒木野で下車し、去年も素晴らしかったウメとサンシュユの小仏関所跡(下)から小仏川沿いの梅林を眺めながら高尾駅に向かった。