20,156本 | いまを生きているということ

いまを生きているということ

震災当日まで北上営業所長としてJR工事に携わっていた私が1000年に1度の震災に遭った釜石へ翌日から舞い戻り、被災した自社と育てて頂いた地元釜石の復興への想いを綴ります。

「20,156」

この数字は今年、当社 森林管理部が行なった植付本数です。

 

新たな場所への植付もあれば、シカの食害にあった場所での補植もあります。

この苗木が未来の森林を形成します。

 

山火事にあった尾崎半島 苗木の植付作業(補植)

 

 

 

 

 

 

 

森林管理部の作業

傾斜のキツイ山林が多い釜石では重労働です。
それでも担当者たちは大変だけどやりがいがあると言っています。

未来のために二酸化炭素吸収始め大切な役割を果たす自然環境を維持していかなければいけないと考えてくれています。

因みに人が1人生きていくために必要な酸素を供給するには何本の樹木が必要かご存じでしょうか?

林齢、樹種によりますが、一般男性でスギ15本から23本くらい必要だとされています。

(15本+23本) ÷ 2 = 19本

 

男性1人当たり平均19本  当社、植付本数20,156本

 

20,156本 ÷ 19本 = 1,060人

 

実際は間伐など実施して本数も人数も減るのだと思います。

 

それでも今年1年で未来の約1,060人分の酸素を当社 森林管理部が作り出していくのだとしたら本当に尊いものだと感じています。

 

来年も再来年もその数を増やして行ければと願います。