UBSファミリーボランティアと「アートラッピングバックホウ」 | いまを生きているということ

いまを生きているということ

震災当日まで北上営業所長としてJR工事に携わっていた私が1000年に1度の震災に遭った釜石へ翌日から舞い戻り、被災した自社と育てて頂いた地元釜石の復興への想いを綴ります。

8月4日・5日・6日とUBSファミリーボランティア2023の皆さんが釜石を訪問してくれました。

UBSさんとの繋がりは東日本大震災翌年の2012年からになります。

コロナ禍で交流出来ない時期もありましたが11年間継続しずっと変わらず釜石に心を寄せてくれています。

 

私たちが地域のこれからを考え行動しようと一歩踏み出した時からずっと寄り添い支えてくれた大切な仲間であり、私にとっては戦友のような存在です。(戦ったことはありませんが、何も無くなった地域をなんとかしようと一緒にチャレンジしてくれた皆さんです)

 

「ファミリーボランティア」とはUBSが社員に募って家族で釜石に来て色々なお手伝いをしながら交流する夏休みの行事です。

 

40名近くが釜石を訪問してくれることの経済効果も大きいと思います。

震災から12年が経ちUBSの皆さんと何かを一緒にチャレンジすることは無くなりましたからこういう機会に皆さんにお会い出来ることが本当に嬉しく思います。

 

4日はヤマキイチ商店さんが運営する与助さんでランチした後、すぐ近くなので弊社の「ヘラルボニー」のアートラッピングバックホウを見学したいということだったので喜んでお引き受けしました。

 

震災から被災した地域のあの時と今の説明、なぜヘラルボニーのアートをバックホウにラッピングしたのかを説明

ヘルメットを着用して

実際に乗車体験

 

思いの外、飲み込みが早く操作が上手でビックリしました。

 

夜は一緒にご飯を食べ、桜舞太鼓さんの演奏を聴き、花火をして遊びました。

 

今回の参加が4回目だと教えてくれる方もいました。

たくさん参加して下さる子どもさんの中から将来、あの時行った釜石を訪れたいと思って欲しいと願っています。

 

その時、おじいちゃんになった自分に何が出来るか考えました。

『東日本大震災によって大津波が発生して大きな被害が出たこと』

『皆さんのお父さんやお母さんの優しさに救われたこと』

そんなことを伝えられれば良いと想像してしまいました。

 

これまで市内の皆さんにしかアートラッピングバックホウの見学や体験など実施する機会がありませんでしたが、UBSの皆さんにも見学して頂けて良かったと思いました。

 

楽しい夏休みになっていればと願いました。