就職フェア | いまを生きているということ

いまを生きているということ

震災当日まで北上営業所長としてJR工事に携わっていた私が1000年に1度の震災に遭った釜石へ翌日から舞い戻り、被災した自社と育てて頂いた地元釜石の復興への想いを綴ります。

2月9日(日)釜石市主催の「かまいし若者就職フェア」に参加してきました。

参加企業は市内7社+市役所でした。

対象は釜石での就職に関心がある大学生・専門学校生と30歳前後のUIターン希望者で20名以上参加してくれました。

 

『順番はあいうえお順で』と言われ、トップバッターで5分企業説明をさせて頂きました。


5分で仕事内容など伝えきれないので、「どうしてここに来たのか」「どんな思いで仕事しているか」をお伝えし、詳しくはブースで説明する事にしました。

 

企業ブースでは3@20分で興味のある方に説明させて頂きました。

それぞれの業種・職種には大切な役割がある事
その中で建設業の役割

地域の中で青紀土木が負う役割

その役割を果たす事

意義や意味

その一員になる事
地方で働く事

色々お話させて頂きました。
異業種の方ですが釜石にUターンしたいという男性がいました。

今の条件で定年まで働く事をイメージできないと言いました。

給与面では文句ない大企業の方でした。
地元に戻って働きたいとの事でした。

私も震災を通じてゼネコンさんと共に仕事をさせて頂く機会がありました。
建設業と一括りに言ってもその中には経営規模や得意分野があり大から小まで沢山企業が存在します。

上手い表現が見つけられませんがゼネコンは給料や待遇も良いでしょうが現場ごとに日本全国を飛び回り、インフラ整備を通じて日本を支えていると思います。

対して私たちはいつも言うように色々な側面から地域の顔が見える方々の生活を支えています。

常に地域があり家族がある中で仕事をしています。

どちらが良い訳でもなく優劣とも思いません

どんな思いでどのフィールドで仕事をするか考え自分の適したフィールドを選べば良いと思います。

 

私は東日本大震災に遭い何故働くのかを考えさせられました。

やっぱり家族があるからです。

そして私には会社があり社員がいます。

広い捉え方をすれば社員も家族と同じような存在です。

 

その家族のそばにいて成長を感じる事が大きな幸せだと考えています。

大きな会社でも小さな会社でも自分に合った会社を選んで欲しいですね。

そして一人でも多くの方が釜石に就職して共に地域を元気にしたいですね。

 

今回参加させて頂いて多くの気づきと学びがありました。

私も会社も選ばれるよう変わっていかなければいけません

今回の就職フェアをプラスにして求職者にしっかりアプローチ出来るよう進化・進歩しなければいけないと感じました。

 

東日本大震災から今日で8年と11か月です。

あと1か月で9回目の3月11日を迎えます。