清瀬市議会 令和5年 第4回定例会(1) | 清瀬市議会議員 城野けんいち オフィシャルブログ

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清瀬市議会議員(無所属・最年少)の城野けんいちです。2019年4月の清瀬市議会議員選挙で初当選しました。市議会の一般質問などを中心に、一議員としての活動を記録していきます。

清瀬市議会 令和5年第4回定例会

城野けんいち 一般質問

 

 それでは、通告に従いまして一般質問をいたします。

 まず初めに、介護予防事業について、脳トレ元気塾についてお伺いをいたします。

 令和3年第4回定例会でも同様の質問をいたしましたが、新型コロナウイルス感染拡大から3年以上がたち、その間において脳トレ元気塾は参加者を半数程度に減らしつつ、様々な感染防止策を講じながら実施、休止を余儀なくされた時期もあることは承知をしているところであります。こうした状況下でも、介護予防事業を滞らせないように対応された生活支援コーディネーターをはじめ地域包括支援センターの皆さんに感謝を申し上げます。

 清瀬市でも高齢化が進んでおり、特に高齢者の中でも75歳以上の後期高齢者の方が増加をしている状況であります。今後はより一層フレイル予防が重要になってくることは明らかであります。

 コロナ禍で地域における催事や人的交流が抑制されたこと、高齢者への感染が重症化しやすいことで、リスク回避という側面からも自宅に籠もり切りになっていた方が多くいることで、足腰などが弱まり、体力低下などが進行し、認知症についても増加すること、また悪化することが従前より指摘されているところであります。外出自粛により、日常生活における運動やコミュニケーション、会話という機会を失う高齢者の皆さんがどれだけの人数いるのか、独居の方も含めて、社会的な孤立状態に陥っている方がどの程度いるのかと考えると、認知症をはじめとした健康状態に関する幾つものリスクが高まるわけでありまして、清瀬市における健康施策をより一層進めていくという意味でも、これまで脳トレ元気塾が果たしてきた役割は今後ますます必要性が高まると認識をしております。

 各地域で実施されている脳トレ元気塾、しんあい元気塾、せいが中里元気塾、ひまわり元気塾の3か所における現状の参加者数などを含めた実施状況、どのように行っているのかをご紹介いただくとともに、清瀬市の介護予防事業として脳トレ元気塾の意義、今後の見通しについて見解をお伺いいたします。

 

 続いて、文化のまちづくりについて、公共空間の活用についてお伺いをいたします。

 清瀬市ではこれまでも様々な形で文化のまちづくりを進めてきたと認識をしております。今年の秋も市内の多くの場所で市民の皆さんによるすばらしい文化活動に触れることができましたが、今後より一層清瀬市における文化施策を充実させていくために、文化芸術振興を図る方向性の一つとして公共空間の活用を積極的に進めていただきたいと思っております。

 具体的に近隣市における公共空間の活用事例をご紹介いたしますと、東村山市のそらいち東村山やまちジャムといったイベントなどはよい取組ではないかと認識をしております。

 まず、そらいち東村山は、西武新宿線東村山駅付近連続立体交差事業が進行する中において、昨年から駅周辺における公共空間の活用やにぎわいの創出に向けて企画されたもので、飲食店や物販、ワークショップ、音楽演奏など、多くの市民や事業者と連携をして開催された社会実験マーケットイベントであります。

 もう一つのまちジャムは、東村山市のアマチュア音楽家を中心として2014年から始まった取組であります。地域で活動する音楽家も数多く参加しており、ここ数年はコロナウイルスの影響を受けて規模が縮小し、開催方法が変更になっている状況もありますが、駅周辺や市内の公園などの野外、過去には国立療養所多磨全生園や東村山野口不動尊、これは寺院ですが、幾つもの場所で音楽イベントが同時多発的に開催をされ、まち全体のにぎわいを生み出したというイベントになっておりました。

 どちらのイベントもコンサートホールやライブハウスなどの施設内、屋内でのイベント、催事と異なり、多くの方に広く見える形、不特定多数、市内外の皆さんを対象としたものでありまして、こうした公共空間の活用、音楽をはじめとする文化活動は、近隣住民の理解は当然必要となるんですが、障害の有無、年齢や性別、国籍などを問わない文化のまちづくりとなりまして、多くの市民の方に求められるものであろうと思います。

 文化芸術を通じて、身近に自分たちの暮らすまちを感じていただくためには、公共空間の活用は欠かすことのできないものであると考えております。つきましては、清瀬市における公共空間の活用、文化活動を通じた地域活性化などの取組について見解をお伺いいたします。

 

 次に、文化部活動の充実についてお伺いをいたします。

 昨年もコロナ禍の中、吹奏楽部や箏曲部をはじめとする文化部活動の現状について一般質問をさせていただきました。

 さきにも述べましたとおり、地域における文化活動、公共空間での文化芸術活動を推進していくこと、同様に、次世代の子どもたちに対して文化芸術に継続的に触れることができる、親しむことができる機会を確保していくことが重要であると考えております。生徒たちによる地域での演奏活動やコンサートの開催は大切な教育活動であり、このような体験、経験を積み重ねていくことは感性の豊かさを養うということ、地域に関わる一歩でもあり、未来の文化芸術を担うものであると思います。

 コロナ禍を経て、今年に入ってから文化部の皆さんの活動状況、その様子をお伺いするとともに、文化部活動の充実を図る上で、文化部への部活動指導員の導入や地域移行についても見解をお伺いしたいと思います。

 

 また、学校における楽器などの備品の環境整備について、日頃の授業や部活動で使用されている楽器は個人所有のものもあると思いますが、多くは学校の教育備品であり、長く大切に使用されてきているとは思います。定期的な状態の確認や修理等は必要であると考えております。つきましては、文化部活動の楽器等の備品の環境整備についても見解をお伺いいたします。

 

 最後に、文化芸術振興計画についてお伺いをいたします。

 昨年の定例会でも触れたところでありますが、文化芸術基本法が施行されて示されているように、文化芸術をより発展させるような事業、次世代につないでいく取組は大変重要であると認識をしております。

 私は現在の国の動向、清瀬市の状況も踏まえた上で、文化芸術に関する施策を体系的に進めていくべきであると考えております。今後、第5次清瀬市長期総合計画の策定の時期を迎えるに当たり、同時に文化芸術の位置づけなどを明確にすることなどにより、より一層文化のまちづくりを進めていくための議論を積み上げていくことが求められると思います。市民による文化活動をより活性化させていくための支援や環境整備、心豊かで潤いのある市民生活には欠かせない文化のまちづくりについて、文化芸術振興計画の策定などを前提に体系的に文化施策を推進していくべきだと考えておりますが、清瀬市の見解をお伺いいたします。

 壇上での質問を終わります。