清瀬市議会 令和1年 第4回定例会(1) | 清瀬市議会議員 城野けんいち オフィシャルブログ

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清瀬市議会議員(無所属・最年少)の城野けんいちです。2019年4月の清瀬市議会議員選挙で初当選しました。市議会の一般質問などを中心に、一議員としての活動を記録していきます。

清瀬市議会 令和1年第4回定例会

城野けんいち 一般質問

 

 城野けんいちです。通告に従いまして、一般質問いたします。

 

 まず初めに、組織改正についてお伺いいたします。

 業務の効率化は働き方改革の観点からも求められるところでもあり、また、それらは組織を最適化することを同時に考えなければなりません。

 例えばでありますが、清瀬市においては都市整備部の中にごみ減量推進課があります。これからの時代における環境政策や環境保全などを考えると、職員の業務負担も考慮すれば、組織として再編・拡充が必要になってくると思います。

 また、市民生活部の中には産業振興課があります。市民生活部における他の部局は税の申告や戸籍や住民票の発行など、堅実な窓口業務が中心となっており、捉え方によっては、産業振興とは毛色が異なるような気がしています。

 産業振興は清瀬市内のみにとどまらず、清瀬市の魅力を生み出したり、再発見したり、地域や市外に発信していくこと、これから先のシティプロモーション等を考えていくのであれば、もう少し前面に出てきてもよいのではないかと思っています。

 東京多摩26市の中でも環境と都市整備、市民生活と産業振興を分けている組織もあります。これは一例にすぎませんが、こうした組織体制の自治体もあるわけです。

 自治体の規模や職員数も違うため、参考にできるところと現実的には難しいところもあると思います。しかし、現状の組織体制が業務効率の観点からも最適化されているのかどうか、その都度見直さなければなりません。

 既に企画課においても、研究または検討は十分にされているとは思いますが、清瀬市の組織改正についてどのような方針で進めていくのか、お伺いをいたします。

 市職員の働きやすい職場環境を創出することは、負担を軽減するだけではなく、仕事の質を高めることにもつながり、結果として市民からすれば、行政サービスが向上すると考えられます。行政サービスの向上については、例えば前回の定例会でも一般質問を行いましたが、LINEなどの導入でより多くのニーズに応えていくというようなことも必要ではあります。

 ただし、それ以上に必要なことは、基本的なことであり、最終的なことだと私は思いますが、人であります。市職員の対応一つで清瀬市のイメージにもかかわるようなこともあり得る。それは私たち市議会議員も同様です。いわゆる縦割り行政と批判的に論じられるのは、過剰なまでの管轄意識が招いていることが原因の一つとして挙げられます。

 今日においては、組織内でも連携をしながら風通しのよい中で業務を遂行していくことこそが必要不可欠であります。

 現在、建設が滞りなく進んでいる新庁舎は、令和3年には完成をし、業務が開始されることとなります。新庁舎になるということは、新しい清瀬市役所の始まりということですから、今までと何がどう変わるのか、こうしたところも非常に注目をされると思います。

 施設としての利便性が向上することは容易に想像できますが、建物だけ新しくなって、中身が今までと全く変わらないのでは、なかなか市民の理解は得られないのではないかと思っています。外見だけではなく中身も新しく、市民にとっても新庁舎になって本当によかったということが伝わればと思っております。

 ついては、新庁舎が完成し、移転後に考えられる行政サービスの向上についてお伺いいたします。

 

 次に、史料の保存についてお伺いいたします。

 過去の議事録によりますと、平成30年6月の第2回定例会において、小西みか議員が公文書に関する一般質問をされていますが、私は今回の質問で公文書等の中でも史料の保存ということで、歴史的な観点に軸を置いて、改めて一般質問として取り上げさせていただきたいと思います。

 なぜこのたびあえて同様の内容を取り上げたのかについては、現在着工が進んでおります新庁舎建設において、来年度はいよいよ移転をする準備が具体化をしてきます。その前に再度清瀬市役所において、史料の保存が非常に大切であることを再認識していただきたいという思いを込めての質問であります。

 現在、文書法制課の中でも現庁舎の資料整理、新庁舎に移転するタイミングでさまざまな業務が行われていると思います。紙ベースでは資料を収納しておく場所がないとか、整理が煩雑になり資料整理ができなくなる。適切に運用するためには一定の基準を設けて廃棄することが望ましいとされてきました。しかしながら、それはデジタル化をすることができるよりも、前の時代の考え方だと私は考えております。

 今日ではデジタル化が可能となっていることから、公文書は廃棄をするということではなく、原則として永久保存をしていくような方向性は今後も必要になってくるのではないかと考えられます。これまでは予算がかかり過ぎ、ストレージなどを確保するのも非常に難しい時代でありました。今ではかなり低コスト化がされてきましたし、また紙ベースよりも偽造や情報漏えいがしにくいようなシステムも誕生してきています。

 それでも遅々として進まないのは、当然ながら人的な配置も見直さなければなりませんし、基礎自治体においては、まだまだ現実的には厳しいかもしれません。それもこれもひとえに文書管理を適切に行うべきであることだということであります。

 文書管理については、既に清瀬市文書管理規程に基づき行われていると思いますが、清瀬市における文書法制課での公文書の取り扱い、また現状における課題について見解をお伺いいたします。

 2019年現在では、まだまだ紙が主流でありますから、その管理に関しては大変ご苦労されていると思います。特に確認させていただきたいことは、30年保存文書は保存期間が終了するときに、保存するかどうかの判断をするとのことですが、この際にどのようなことに注意をしているのか。また、行政文書としての役割を終えたものを歴史的文書として郷土博物館に移管するとのことでありますが、そこに行くまでに廃棄されてしまったらどうしようもありません。改めて、誤廃棄の予防について、どのような取り組みをされているのかお伺いいたします。

 

 次に、文化のまちづくりについてお伺いいたします。

 文化や芸術などによるまちづくりは、市民の交流や活動の充実、地域文化、地域活性化につながり、まちとしての魅力、アイデンティティーの創造、発信または再発見するという意味もあります。

 所沢市におけるKADOKAWA、サクラタウン、COOL JAPAN FOREST構想もそうした考えに基づくようなものであると理解をしています。

 私は今回の一般質問では、備品の中でも特に楽器、ピアノについて取り上げさせていただきたいと思っております。

 まず、清瀬市において管理をしているピアノですが、これはどのような管理状況になっているのか。なかなか市民にとってはわかりにくいのではないかと思っています。まず、この現状を知る必要がありますので、備品、楽器、ピアノの管理状況についてお伺いいたします。

 また、公共施設にはピアノが設置されていますが、今回伺いたいのは特に清瀬けやきホール、清瀬市生涯学習センター7階にあるアミューホール、清瀬市児童センターころぽっくるホール、この3か所は公共施設の中でもホールと称している場所であります。いずれもいわゆるグランドピアノであります。

 清瀬けやきホール以外は多目的を想定している施設でありますが、備品であるピアノ自体はやはり楽器でありますから、調律などのメンテナンスが必要となってきます。使用料があるものでもあり、やはり利用者の視点に立って、よりよい状態を維持することは当然のことだと考えます。つきましては、公共施設における現状についてお伺いいたします。

 清瀬市内の小学校と中学校音楽室にはピアノが設置されていると思います。特に教育的観点で申し上げれば、音楽は非常に大きなウエートであると思います。子どもたちの脳や耳の成長発達のみにとどまらず、発達段階に与える影響は豊かな心や表現力、生きる力を育むという意味でも、音楽または文化的な取り組みはとても重要なものであると思っております。

 今回は指導の内容ではなく、楽器に関することですが、各学校での管理状況、使用頻度など、それぞれ差異があるかもしれませんが、まずはピアノの調律、メンテナンスがどの程度行われているのか、清瀬市における学校現場における現状についてお伺いいたします。

 以上をもちまして、壇上での質問を終わります。