寝台特急サンライズで西へ
JR東京駅の東海道本線9番線、日本最後の定期寝台特急列車、サンライズエクスプレスが入線
前寄り1〜7号車は「サンライズ瀬戸」高松経由琴平行き、後ろ寄り8〜14号車は「サンライズ出雲」出雲市行き
285系は0番代(JR西日本所属車)と3000番代(JR東海所属車)がある。JR東海所属の3000番代の車体形式文字は国鉄時代から使われている書体「隅丸ゴシック」
サンライズエクスプレスは、いつも満席のことが多く予約困難な列車
「サンライズ瀬戸」は、高松までは毎日運行、高松〜琴平間は季節延伸運行。
今回は「サンライズ瀬戸」側に乗車
利用した部屋はB寝台「シングルツイン」。一人でも利用できる。
サンライズエクスプレスは2階建ての車両だが、車端の平屋部分に2段式B寝台の部屋が数部屋ある。
車内案内図
サンライズエクスプレスの車内放送は、原則機械音声。乗換え案内など一部のみ肉声放送。
熱海駅停車。隣には一日の運行を終えた伊豆急行車両(元・東急電鉄8000系電車)。
国鉄型車両が最後の活躍・岡山駅
サンライズエクスプレスは、午前6時27分岡山駅到着。ここで下車。
「サンライズ瀬戸」は、午前6時31分に四国へ向けて発車
「サンライズ出雲」は、6時34分に山陰へ向けて発車
国鉄急行形気動車色のノスタルジー車両
キハ47形気動車の4両編成
午前6時36分、JR津山線快速「ことぶき」は津山に向け発車
JR西日本に残るキハ40系列気動車(キハ40、キハ47、キハ48等)は、戸袋廃止や窓枠交換など体質改善車のみが残る。
午前6時46分発、特急「スーパーいなば1号」鳥取行き(JR山陽本線、智頭急行、JR因美線経由)
車体側面には、鳥取県名産の「二十世紀梨」のイラスト
キハ187系気動車2両編成
午前6時43分に岡山駅に到着した、伊予西条始発のJR四国特急「しおかぜ2号」
かつて大活躍した国鉄型113系電車。今も残るのはJR西日本岡山地区と北近畿地区のみ。
113系も、JR線から引退間近で風前の灯火
381系「緑やくも」
岡山駅2番線に、車庫(岡山電車支所)から回送でやって来た特急「やくも1号」が入線
午前7時05分岡山始発、特急「やくも1号」出雲市行き
かつて特急やくもで使われていた緑色の復刻(リバイバル)塗色、通称「緑やくも」
「緑やくも」は、1997年(平成9年)〜2011年(平成23年)まで定期列車として運行されていた。2023年(令和5年)に復刻されたが、2024年(令和6年)6月14日(金)運行終了予定。
国鉄型車両同士(115系と381系)が並ぶ岡山駅
岡山駅構内には、特急やくものポスターがずらりと並ぶ。
かつてのグリーン車(現在は普通車サハ381-228)は、大型窓の中央に桟が残り、独特の形状。
先頭車はグリーン車(クロ381-144)。普通車からの改造車。
間もなく定期運行を終える国鉄特急型381系電車
昭和時代から長きに渡り慣れ親しんだ、この顔の特急電車の時代は間もなく終わる。
発車を待つ381系特急「やくも1号」