(前回記事の続き)
(夜を迎えた父島行き・おがさわら丸)
小笠原海運の大型貨客船「おがさわら丸」、父島に向けて太平洋を南下
1968年(昭和43年)に小笠原諸島がアメリカから日本に返還され、1972年(昭和47年)から本土と小笠原諸島を結ぶ定期航路が開設され、椿丸(1,016トン、東海汽船から傭船)、父島丸(2,616トン、関西汽船の浮島丸を購入)、初代おがさわら丸(3,553トン)、二代目おがさわら丸(6,700トン)を経て、現在のおがさわら丸(11,035トン)は三代目。
(小笠原海運冊子等より)
7デッキ(7階)船尾
展望ラウンジ前の外部デッキで寛ぐ乗客たち。
大きな煙突がそびえる。
穏やかな航海
大海原・太平洋を航行
伊豆諸島の東側を通るが、島からかなり離れた海域を航行するため、島影はうっすらとしか見えない。
船尾には島の住民の生活物資などを満載したコンテナ
航跡
航海速力23.8ノット(時速約45km/h)で航行
7デッキ(7階)後部には、クレーンの支柱
最上階の8デッキ(8階)へ上がる階段
船は、1日目の昼過ぎから夜にかけて、伊豆大島沖、三宅島沖、御蔵島沖、八丈島沖、青ヶ島を通過するが、島からはかなり離れた東側を航行。
島の近くを通るときだけ、一時的に微小な携帯電話の電波が入ることがある。
7デッキ(7階)右舷の外部デッキ
前方の特1等室エリアの外部デッキは、出港1時間後に閉鎖
最上階8デッキ(8階)へ。
8デッキ(8階)の広場
雨が降りそうな怪しい雲行き
船は、本州南岸の停滞前線の下を航行
前方には操舵室
2基のレーダーか回る。
海は多少荒く、波高1.5〜2.5m
しかし小笠原航路では、この程度の波は穏やかなほう。大型船のため揺れも気にならない程度。
大きな煙突
煙突の後ろ側
小笠原諸島・父島はまだまだ遠い。
船は一昼夜ノンストップで航行し続け、翌日の午前11時に父島に到着する。
1.5〜2.5mの波・うねりの中でも安定した航行
※2024年(令和6年)4月27日(土)
(次回へ続く)