伊豆大島元町港出帆、東京へ
東海汽船の大型貨客船「さるびあ丸」東京行き、
13時20分、伊豆大島元町港を出港
船は一路、東京竹芝桟橋に向かう。
大島から東京までは約120kmの距離。所要時間は4時間20分。
6階外部デッキより。
伊豆大島 元町港桟橋がゆっくり遠ざかる。
さるびあ丸の煙突
ファンネルマークには、東海汽船伝統の社旗が描かれている。
伊豆大島の中心地・元町
6階右サイドの外部デッキ
6階から5階へ下る階段
3代目「さるびあ丸」は、6階外部デッキのサイドの天井が透明になり、空を眺められるようになった。
5階
5階右サイドの外部デッキ
ベンチが並ぶ。
大海原・太平洋を進む。
6階後部の外部デッキ。先代「さるびあ丸」に比べると外部デッキの面積は全体的に縮小された。
伊豆半島(静岡県)を遠望
厚い雲に覆われた伊豆半島
伊豆半島より西側では大雨になっているよう。
伊豆半島の対岸の伊豆大島側はよい天気
6階外部デッキの最後部
伊豆半島(右側)と伊豆大島(左側)を挟み、晴れと雨の天気の境目。
伊豆大島の北側を航行
伊豆大島の北に位置する岡田の街が見える。岡田は小さな港町で、元町港の海況が悪いとき、定期船は岡田港に発着する。また、早朝、東京から伊豆大島に到着する定期船は、原則、岡田港に入港する。
6階エレベーターホール。
奥に喫煙室、右にレストランがある。
6階の喫煙室
6階にあるレストラン「ミルキーウェイ」
食券制だが、セルフサービス方式ではなく、料理等は店員が運んできてくれる。
景色を眺められる展望レストランとなっている。
しらす丼
レストランより眺める太平洋
6階から5階へ下る階段
階段の大きな鏡にも、東海汽船創立130周年のロゴ
遠ざかる伊豆大島
外部デッキから真下を覗く。
太平洋(相模灘)を航行するさるびあ丸
やがて進行方向右側前方に、千葉県の房総半島が見えてくる。
房総半島の南端、館山沖を航行
進行方向左側前方には、神奈川県の三浦半島が見えてくる。
太平洋から東京湾の入口・浦賀水道が近づくと、行き交う船がだんだん増えてくる。
千葉県房総半島の鋸山(のこぎりやま)が見える。
房総半島の山の上にそびえ立つ東京湾観音
浦賀水道を行き交う大型船
進行方向左側には久里浜(くりはま)の街
三浦半島の観音崎
太平洋から浦賀水道に差し掛かると、航跡は青色から緑色へ。東京湾に入っていくとだんだん茶色に変わっていく。
東京湾の入口の浦賀水道を航行。狭い水道に数多くの船舶が行き交う海上交通の難所のため、長さ50m以上の船舶は、速力12ノット(時速22km/h)以下で航行しなければならない。さるびあ丸もしばらく減速航行。
モニターに映るさるびあ丸の現在位置
浦賀水道にある人工島・第二海堡のすぐ脇を航行
第二海堡は、元々は、大正時代に完成した旧日本軍の要塞。
千葉県寄りに位置する人工島・第一海堡も見える。
千葉県富津岬を過ぎると、富津市・君津市の工場群
神奈川県三浦半島の横須賀沖を航行。奥には富士山が見える。
煌めく海と富士山
神奈川県の丹沢山地も見える。
神奈川県横浜市の本牧ふ頭と、奥には横浜みなとみらい21地区
横浜の街を遠望
横浜ベイブリッジも見える。
横浜みなとみらい21地区の高層ビル群。一番高いビルは横浜ランドマークタワー
船の現在地
モニターに映るさるびあ丸の前方映像
さるびあ丸は、東京竹芝桟橋へ向けラストスパート
※2021年(令和3年)夏
(続く)