豆汽車、元祖ういろう、海岸、人車軌道、一軒家レストラン【小田原の知られざる鉄道と街巡り 2/2】 | 湘南軽便鉄道のブログ

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「湘南軽便鉄道」です。

本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。


(復元人車軌道)



小田原城址公園
こども遊園地の豆汽車
小田原城址公園内にあるこども遊園地。
1950年(昭和25年)、小田原こども文化博覧会時に開園した小田原城址公園内にある遊園地。
かつては観覧車、飛行塔、コーヒーカップ等もあったが、今は豆汽車、豆自動車(バッテリーカー)、コイン式遊具のみの小さな遊園地。

「豆汽車」は、線路の中央に敷かれた軌条から電気を取り入れ、かつて国鉄・御殿場線で活躍していたD52形蒸気機関車を模した、ミニ電気式機関車(D52 72)が3両のミニ客車を牽引

遊園地の周囲に敷かれた約230mの周回路線を2周し、乗車料金は80円

発車時刻は15分毎だが、実際は満員になれば随時発車

運転席の後ろには、ウサギの飾りが鎮座




豆汽車の最後部に乗車し、後方展望
小田原城内を走る知られざるレトロ鉄道

豆汽車は路線を2周
2周目(後方展望)

コイン式遊具の脇を通り過ぎる。

ホームを通過

駅にはすでに次の便の乗客が待つ。

乗車料金は80円、人気の豆汽車


踏切を通り過ぎる。





左は小田原城天守閣下の石垣




2つ目の踏切を渡る。

踏切には遮断機はないが、警報器がある。


右側はバッテリーカー乗り場。乗車料金は80円。




木々の隙間から小田原城天守閣が見える。



線路脇には手作りの動物の人形たち



切通しを走る。

四角いトンネルへ。

内部にはイルミネーション




トンネルを抜ける。

3つ目の踏切を渡る。


2周して終点

豆汽車の客車

内部はロングシートで狭い。



レトロな自動遊具器は、1回30円





レトロなミニ遊園地を後に、小田原市街へ。


元祖ういろう
小田原城址公園近くにあるお城のような建築物は、「ういろう」本店

ここは、元祖ういろうの店。ういろう」といえば名古屋が有名だが、実はここ小田原の外郎(ういろう)家が本家本元。発祥は博多や京都で、その後外郎家は北条早雲に招かれ小田原に移り住み、ここで代々作り続けているよう。

株式会社「ういろう」本店。社長の姓は「外郎(ういろう)」氏。

「ういろう」は、約600年前の室町時代に誕生。
元来「ういろう」とは外郎家が作る薬を指し、その後接客用に考案された米粉の蒸し菓子を「お菓子のういろう」と呼ぶようになった。
元々、京都にあったが、戦国時代に北条早雲に招かれ小田原に移ってきた外郎(ういろう)家。
現在も外郎家の末裔が小田原で、お菓子の「ういろう」と、薬の「ういろう」を製造・販売。

≪参考:株式会社ういろうホームページより≫



立派な本店入口

本店内には、喫茶室も併設。ういろうなどの和菓子、抹茶、甘酒などをいただける。








小田原市街や海岸を散策
小田原市街には、古い店舗が点在。
小田原名物の蒲鉾(かまぼこ)屋、干物屋、梅干し屋、小田原提灯(ちょうちん)屋などの老舗店舗が点在。



市街地から程近い海岸へ

御幸の浜(みゆきのはま)

湘南方面(東側)を望む。

西側を望む。

向こうに見える岬は、真鶴半島

夕暮れの小田原の海岸。
箱根連山のシルエットが浮かび上がる。

湘南方面を望むと、遥か向こうにうっすら三浦半島を遠望

三浦半島

太平洋に面した相模湾



海岸から見る、西湘の夕暮れの空





人車軌道
小田原市浜町の住宅街の中に突如現れる軌道

これは、近くで工務店を営む個人が、「小田原の大工の技と心意気を知ってもらいたい」との思いで、かつて東海道本線が開通する以前に小田原~熱海間に敷設されていた豆相(ずそう)人車鉄道を復元し、手造りした人車を走らせているもの。

希望があれば、人車を動かして乗せてくれたりするのだが、この日はすでに日も暮れてしまったので、軌道の見学だけに。

車止め

線路



車庫。この中に立派な手造り人車が収納されている。


≪参考:紹介ホームページより≫復元された人車の車両

《Googleマップより》












住宅街の中の知られざる軌道




≪参考≫復元人車の所在地




一軒家レストラン・澤亭
賑やかな小田原駅の東口繁華街を通り抜け、駅の東西自由通路を抜けて、JR東海道新幹線のホームがある静かな小田原駅西口へ。

西口駅前の急坂をぐるりと周回して登り、丘の上にある「澤亭」へ。
丘のすぐ下には小田原駅西口ロータリーと、東海道新幹線ホームが見える。

≪参考≫小田原駅西口地図



小田原駅前にありながら、丘の上の静閑な佇まいの隠れ家レストラン

丘の上の一軒家レストラン「澤亭(さわてい)」


静かで落ち着く店内でディナーを。

自家製ジンジャーエール

本日のメニュー。これは一番品数の少ないコース。

アミューズ・ブーシュ


足柄金太郎鱒のミキュイ 富有柿とともに秋の装い


松茸のコンソメスープ パイ包み


本日のお魚(スズキ)のソテー サフランソース

国産牛肉の炭火焼き 発芽マスタードソース

御飯 味噌汁 香の物

本日のデザート、珈琲又は紅茶



ディナーを終え、澤亭を後に…




JR小田原駅から帰宅の途へ。








★動画↓↓

(終わり)