【2018.7.10ラストラン・小田急ロマンスカーLSE 前編】38年間の輝かしい歴史の終焉 | 湘南軽便鉄道のブログ

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「湘南軽便鉄道」です。

本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。




※撮影日:2018年(平成30年)7月1日(日)
※スマートフォン撮影





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小田急電鉄のロマンスカー 7000形LSE車両
7000形LSEは、1980年(昭和55年)~1984年(昭和59年)に4編成を製造。
近年は、最後まで残った2編成が旧塗装で最後の活躍をしていましたが、最新型70000形(GSE)デビューにより、「7003×11編成」がひと足先に引退。2018年(平成30年)6月解体。

そして一番最後まで残った7000形LSE「7004×11編成」も、最新型70000形(GSE)第2編成のデビューにより、2018年(平成30年)7月10日(火)の運転をもって定期運行を終了。
今後は企画列車やイベント列車などの臨時列車として運行され、2018年度(平成30年度)中には完全引退予定。
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小田原駅 箱根登山鉄道発車時刻表
7番線 特急「はこね1号」箱根湯本行き 8時07分発


小田急電鉄・箱根登山鉄道の小田原駅構内には、小田急ロマンスカー7000形LSE車ラストランを伝えるポスターを掲示



小田急電鉄(新松田、新宿方面)の 小田原駅ホーム





特急ロマンスカー箱根湯本行きは、7番線ホームから発車



小田急電鉄の特急ロマンスカーは、箱根登山鉄道区間の小田原~箱根湯本間の乗車に限り、展望席も含め空いた座席に自由に着席(半個室のサルーン席を除く)できる特別急行券(200円)で利用できます。
この特別急行券は、
特急ロマンスカー 箱根湯本行きの発車約5分前~発車直前まで、
発車ホーム(7番線)の中央辺りで係員が立ち売り販売。


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箱根湯本行き 特急ロマンスカー「はこね1号」は、2018年(平成30年)7月10日(火)の運転をもって定期運行を終了する7000形LSE車両。
午前8時06分 小田原(おだわら)駅 入線、
午前8時07分 小田原駅発車


展望席付きロマンスカーの2階運転席へ乗務員が上がるためのはしご。


1981年に鉄道友の会のブルーリボン賞を受賞した名車両


11号車のクラシカルな後部展望席


展望席後ろの乗降口(折戸)



小田急ロマンスカー伝統の展望席

一番最初に予約が埋まる、
ロマンスカー伝統の展望席


客扉は折戸式自動扉





7000形7104号車


車両間の貫通路には扉はなく、広い開口部。
独特な、連接車の連結面の幌。隣の車両の扉は車掌室(車掌室は左右両側に設置)。


運転台ははしごで上がった2階にあるため、
車掌室は、両先頭車の妻面側に別に設置。
車掌室内はかなり狭い。


デッキの車内案内図



車両間の自動ドア

7000形LSE車両にしか残っていない、
透明な自動ドアの神奈川県花「ヤマユリ」のロゴマーク


カウンターブース(車内販売準備スペース)は、3号車と9号車に設置
かつては、「走る喫茶室」と呼ばれた喫茶コーナーでした(現在は喫茶コーナーは廃止)☕️






客室内部

座席番号プレート


平成10年改造プレート




トイレは、4号車と8号車に設置


昭和スタイルの和式トイレ



トイレ内の手洗い器


トイレ内の窓は、内側に僅かに開く。


トイレ脇デッキの、乗降用ドア横には洗面台


単線の箱根登山鉄道線内。
途中駅で、新宿行き小田急ロマンスカー50000形VSE車両と交換のため少々運転停車。


窓側の壁面には、
クラシカルな折りたたみ式テーブル

テーブルを設置したところ。

端部にあるボタンを押すと、折りたためます。

車内販売メニュー


座席は回転式リクライニングシート


展望席以外の一般座席は、1~5号車はレッド系、6~11号車は青系のモケット



客室隅にある乗務員操作パネル








午前8時20分、
終点の箱根湯本(はこねゆもと)駅に到着


隣のホームには、箱根湯本発・強羅行きの箱根登山鉄道の電車が発車待ち。
箱根登山鉄道で数少なくなった最古参の電車。
かつての小田急ロマンスカー3000形SE車を模した金太郎塗装のモハ2形108号車(1956年(昭和31年)東急車輌製造)



モハ2形は両運転台車。車内はセミクロスシート。

旧型電車は、現代では稀少な非冷房車のため、夏場は窓を開けて箱根の山を走行



片運転台モハ1形106号車+104号車(1950年(昭和25年)汽車会社製造)。車内はロングシート


モハ1形(右)と、モハ2形の連結部


強羅行き(モハ1形+モハ2形の3両編成)は、ロマンスカーからの乗換え客を乗せるとすぐに発車。


箱根湯本駅のロマンスカー出発案内。
イラストで車両の形式が分かるようになっています。



僅か11分程で折り返すロマンスカー。
折り返し午前8時31分発、箱根湯本発・新宿行き、特急「はこね4号」へ。。



間もなく定期運行を終了する、小田急 最古参のロマンスカー7000形、通称LSE(Luxury Super Express)


全国的に数少なくなった愛称幕




展望席の2階にある運転台には、車内からはしごを使い上がります。



連接車の連結部。車幅いっぱいの独特な幌。

折戸式自動ドア


箱根湯本駅ロマンスカー発着用1番線は、行き止まり式ホーム




車体には引退を伝えるラストランのロゴマーク

Since 1980

車体の車番は、切り抜き番号


小田急3000形(SE車)、3100形(NSE車)、7000形(LSE車)の3代のロマンスカーに受け継がれてきた、小田急伝統のバーミリオンオレンジのロマンスカー色もいよいよ見納め。


7000形ロマンスカーは11両編成ですが、
連接車の中間車両は車体延長が12m程しかありません。


小田急系列の箱根登山鉄道旧型電車、箱根ケーブル旧車両、箱根ロープウェイ旧ゴンドラ、廃止になった小田急向ヶ丘遊園モノレール、小田急タクシーなどにも採用された、伝統のロマンスカー塗装。


連接車の連結部。乗降口がないところも。


トイレの窓がある8号車


小田原方のホーム端ぎりぎりまで停車


左には小田原発・箱根湯本止まりの電車(小田急電鉄1000形)が到着


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特急「はこね4号」新宿行き、
箱根湯本駅 午前8時31分発車


休日朝の上りロマンスカーは、箱根湯本駅発車時点はガラガラですが、小田原、本厚木、町田からは新宿へ向かう乗客で徐々に混み合ってきます。


上り列車は、11号車が先頭車


幌の注意書き


1号車と11号車にある車掌室


車両間の渡り板




展望席のすぐ後ろには乗降口




展望席は満席


箱根登山鉄道線内の三線軌条区間を走行


展望席の一部リクライニングシート(乗降口すぐ手前の座席)は回転しません。




前方展望席



車内販売を開始







車内販売ワゴン



運転士は、
展望席すぐ後ろにある天井の僅か60cm四方のハッチから、はしごを掛けて運転台に入ります。


車窓には、
朝の箱根の山々と、芦ノ湖に源を発する早川




箱根登山鉄道線内の駅を通過


箱根湯本行き下り特急ロマンスカー、5000形VSE車と交換




左に大きくカーブし、JR東海道本線と合流すると小田原駅まであと少し。


短いトンネルを抜けると間もなく小田原駅



右手にはJR東海道本線のE233系電車


間もなく小田原駅。一番左のホームに入線



★動画はこちら🎥
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(続く)