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※撮影日:2017年(平成29年)12月
※撮影はスマートフォン(カメラ機材等不使用)
長野県上田市にある
夢ハウス「民宿あずさ号」元 JR東日本の国鉄特急型183系電車に泊まれる宿(日中は食事処・喫茶としても営業)
乗務員室(運転台)も出入り自由
183系のうち、1000番台車両は、運転台後方にも監視用の小窓付き
乗降用ドア横の「特急」サボ
183系電車は、
夢ハウスの屋内で保存され、鉄道愛好家などにより整備もなされており、状態は良好
クハ183-1002
「クハ」の左側には、183系電車では珍しい横軽対応車を表す●印(Gマーク(=英語で「勾配」を表すGradientの頭文字))。
かつてのJR信越本線の急勾配区間 横川~軽井沢の走行可能な車両。
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「民宿あずさ号」の
客室(車内)へ。
座席の一部はそのまま残存
客室(車内)の床は、乗務員室(運転室)以外は全て畳(たたみ)敷きに。
普通の民宿同様、靴を脱いで、お菓子を食べたりお茶をいただいたり寛げます。
電灯は車両天井の蛍光灯照明の他、民宿転用時に後付けした明るい傘付き照明も2ヶ所にあり、21時の車両天井の照明消灯後、役に立ちます。
「夢ハウス(民宿あずさ号)」のパンフレット、紹介記事、車両説明など。
車内には、鉄道愛好家から寄贈された写真なども飾られています。
上越新幹線の開通前、上野駅と新潟駅を約4時間で結んでいたエル特急「とき」号の183系1000番台電車。
日中は、
飲食店・喫茶として、車内でも飲食可能
日中の飲食メニュー。
手打ち十割そばや、釜飯、手作りピザ、コーヒー、紅茶など。
客室内の車端部(運転台側)。
壁面には大きな暖房機を設置。耐寒・耐雪型の車両のため、暖かい客室内。
反転式の客室表示
プレートを少し持ち上げ、「自由席」から「指定席」に反転
客室(乗務員室側)の車両形式番号プレートは、鉄道愛好家から寄贈されたもの
一部は、簡易リクライニングシートの座席がそのまま💺
飲食可能な座席も。
窓際の小テーブルもそのまま残存
座席上の、座席番号プレート
壁面には車両製造プレート
昭和49年 日本車輌で製造された車両
形式番号プレートと、便所使用知らせ灯
「便所使用知らせ灯」は、今も作動
デッキにある便所(トイレ)使用時に、便所の鍵をかけるとランプが点灯
天井の冷房機
車両デッキ(洗面所、便所側)。
デッキも床は畳敷きのため、裸足で歩けます。
現役時に洗面所横に設置された清涼飲料水の自動販売機も残存(現在は使用中止)
洗面所は今も使用できます。
洗面所内の開閉式窓
開閉式窓を内側に開けたところ
洗面台の蛇口からは水とお湯が出ます。
デッキにある便所も使用可能
便所内も畳敷き。
現役時代は和式便器だったものを、ウォシュレット付き洋式便器に改装。(※トイレと洗面所は、車両の外の民宿建物内にもあります。)
便所内の手洗器も使用可能
便所内の便所扉の鍵も現役当時のまま。
非常用ドアコック
デッキ天井のオレンジ色のランプ
デッキと客室を隔てる扉
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夕食
客室(車両)から外に出て、民宿建物内の畳敷きの食事部屋へ。
食事部屋にも鉄道写真がいろいろ飾られていたり、本棚には鉄道雑誌などもありました。
ここは、ホテルや旅館ではなく、リーズナブルな民宿ですが、
日中は飲食・喫茶も営業しているだけあり、夕食は通常の民宿より豪勢な内容(釜飯、十割そば、天ぷら、味噌汁、野沢菜漬け、食後のコーヒーなど)。
炊きたての釜飯
自家製手打ち十割そば
ちなみに、お風呂は民宿館内の2階で。
ホテルや旅館ではなく民宿のため、バスタオル、寝間着、シャンプー類、歯磨きセットなどは宿泊客が各自持参。
※お風呂のお湯なども活性水素水(創生水)を使用しており、石鹸、シャンプーを使わなくても汚れが取れるようです。
あずさ号車両の目の前の館内ステージでは、
カラオケも可能
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夕食を終え、客室(車内)に戻ると、民宿の方が布団を敷いてくれていました(民宿は、布団は宿泊客が自ら敷くところが大半)。
車内は広く、一人でも家族でもグループでも宿泊可能(車両貸切可能)
乗降用自動ドア。
開閉は隣の乗務員室で宿泊客自ら行うことができます。
乗務員室入口扉
現役引退直前まで、JR中央東線 特急あずさ号として活躍していたクハ183-1002
デッキと客室を隔てる扉。
この扉のおかげで、朝晩は氷点下になっても、暖房の効いた車内はとても暖かいです。
デッキには、ちょうどよいサイズの椅子が。
この椅子も鉄道車両の廃品。
デッキにある乗務員室入口扉。
扉を開けて、運転台に入れます。
(続く)