【終航】さようなら「おがさわら丸」☆ 亜熱帯・小笠原諸島から東京帰港 | 湘南軽便鉄道のブログ

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本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。

東京と、
太平洋上に浮かぶ世界自然遺産・亜熱帯の小笠原諸島 父島
を結ぶ唯一の交通手段

小笠原海運の定期貨客船 2代目「おがさわら丸」引退🚢




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小笠原諸島・父島を6月26日(日)14時00分に出港した、小笠原海運の貨客船「おがさわら丸」(2代目)

片道約1,000km、所要25時間半の最後の長い航海を終え、
6月27日(月)15時30分に東京・竹芝桟橋に帰港🚢

この最終航海をもって、2代目「おがさわら丸」は、その歴史に幕を閉じました。



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東京・竹芝客船ターミナル(東京都港区)




ここは、
小笠原航路(小笠原海運)、
・伊豆諸島航路(東海汽船)、
・レストランシップ(東京ヴァンテアンクルーズ)、
・夏季の東京湾納涼船(東海汽船)
の発着場⚓️




朝の高速船出港前や、
夜の大型客船や東京湾納涼船出港前には人でごった返す竹芝客船ターミナルも、
日中は閑散





竹芝客船ターミナル内に飾られている、
かつての東海汽船・2代目「橘丸」の模型



平日の日中のみ営業している食事処「鼈甲鮨(べっこうずし)」。
伊豆大島名物の漬け寿司「べっこう寿司」などがいただけます。



この日の食事営業は終了し、
船を型どった箱に入ったべっこう寿司のお弁当「島島弁当」だけ販売


伊豆諸島近海で採れた白身魚(メダイ)を、島の名物・青唐辛子醤油に漬けた、いわゆる漬け寿司。
べっこう色をしているから「べっこう寿司」。
緑色の葉は、栄養価が高い伊豆諸島名物の「明日葉(あしたば)」🍀
箱の下には、伊豆諸島の海水塩を使用した飴🍬が隠れています。





東京・竹芝港からの眺め




東京から南へ約1,000kmに位置する
絶海の孤島・小笠原諸島🌴🐚
島には空港がなく、本土と島を結ぶ唯一の交通手段は、片道25時間半かかる一隻の貨客船「おがさわら丸」だけ🚢

この船が東京と小笠原諸島・父島を行ったり来たりし、一ヶ月に4~6便運行。
乗客や物資を運んでいます。



小笠原航路図🐬🐳
東京から船で約10時間かかる伊豆諸島・八丈島より、さらにずっと南にあります。
途中、黒潮を横切る海況厳しい離島航路。





そんな東京と小笠原諸島を結ぶ貨客船・2代目「おがさわら丸」。
総トン数:6700トン
全長:131メートル
定員:769名
1997年(平成9年)就航のこの貨客船も、今回引退のときを迎えました。








東京港  レインボーブリッジ🌉



長い航海を終え、亜熱帯の島・小笠原諸島 父島から、
「おがさわら丸」は東京 竹芝港に帰ってきました。



汽笛を2回鳴らし入港。
接岸準備に入ります。






ゆっくり近づいてきました。








おがさわら丸の大きなファンネル(煙突)











25時間半の航海も終わり。
そして2代目「おがさわらの」もついにその役目を終えます。







小笠原海運は、
東海汽船と日本郵船が折半して設立。
したがって、ファンネルマーク(煙突に描かれたマーク)は、地色の青に、赤の二引き。












定刻15時30分、東京・竹芝港に接岸🚢





乗客の下船開始





乗客たちにとっては、
南国の楽園・小笠原🌴🐳から、東京の地🗼に上陸し、現実の世界に戻ってきた瞬間









船尾では荷役が始まりました。
カーフェリー化していない小笠原航路の船は、船首や船尾にあるデリックでコンテナなどの貨物を降ろす貨客船。
小笠原 父島・二見港は天然の良好で港内にうねりが入りにくいため、デリックは風の抵抗の少ない1本マスト
(※伊豆諸島航路の東海汽船の貨客船は、港内に大きなうねりが入ることがあるため、安定感あるトムソン式デリック)




乗客が次から次へと下船












船尾






























船首



























竹芝港は隅田川の河口を出た所にあります。







竹芝客船ターミナルの屋上デッキより。
2代目「おがさわら丸」引退日ということもあり、多くの人がカメラのシャッターをきっていました📷




竹芝客船ターミナル1階から「おがさわら丸」を望む











「おがさわら丸」の先には、隅田川と東京スカイツリー






東京・竹芝港で乗客と一部コンテナを降ろした「おがさわら丸」



竹芝桟橋は、
夕方になると伊豆諸島からの高速船(東海汽船)、そして夜になると大型貨客船(東海汽船)2隻が戻ってくるため、
「おがさわら丸」は、すぐ近くにある芝浦埠頭に移動して、荷役作業(貨物の陸上げ)をします。



芝浦埠頭に向け、バックのまま竹芝港を去る「おがさわら丸」🚢











「おがさわら丸」は向きを変え、









芝浦埠頭に着岸
(レインボーブリッジのすぐ手前右側)





竹芝客船ターミナル内にある
伊豆諸島・小笠原諸島のアンテナショップ「東京愛らんど」🌴🎁
カフェも併設🍹


伊豆諸島名産「くさや」。
青ムロアジが主流ですが、飛魚やサメのくさやも。



別名「ボニン・アイランド」と呼ばれる小笠原諸島。
小笠原産レモンを使用したサイダー。




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★歴代おがさわら丸(小笠原海運)

初代「おがさわら丸」
1979年(昭和54年)~1997年(平成9年)まで使用、3,553トン、片道所要約28時間


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2代目「おがさわら丸」
1997年(平成9年)~2016年(平成28年)6月27日(月)まで使用、6,700トン、片道所要約25時間30分




レストラン


案内所と売店


デッキスナック


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2016年(平成28年)7月2日(土)、東京発父島行きとして新しくデビューする
3代目「おがさわら丸」
11,035トン、片道所要約24時間



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★小笠原諸島の父島~母島を結ぶ「ははじま丸」も新旧交代(伊豆諸島開発)

伊豆諸島開発 小型貨客船「ははじま丸」

490トン、全長56.65m、旅客定員168人、片道所要2時間10分、竣工1991年(平成3年)5月31日。
2016年(平成28年)7月1日(金)父島発・母島行き運行をもって引退。

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新「ははじま丸」

499トン、全長65.2m、旅客定員200人、片道所要2時間、竣工2016年(平成28年)6月。
2016年(平成28年)7月1日(金)母島発・父島行きをもって運行開始。


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★★動画(YouTube)はこちら🎥🎥🎥
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【最後の汽笛!】東京竹芝帰港  さよなら2代目「おがさわら丸」

さよなら2代目「おがさわら丸」 亜熱帯の小笠原父島から東京竹芝帰港

東京・竹芝港着岸 @ 小笠原海運 2代目「おがさわら丸」引退https://youtu.be/dGzKzawfvdk

【最後の荷役風景】さよなら小笠原海運の貨客船「おがさわら丸」@東京竹芝港

【さよなら 貨客船おがさわら丸】東京・竹芝港到着  荷役風景

終航 ☆  貨客船おがさわら丸  荷役風景 @東京竹芝港

さよなら「おがさわら丸」 父島から東京帰港☆ 東京竹芝港から荷役のため芝浦埠頭へ

おがさわら丸引退   東京竹芝港から芝浦埠頭へ向け出港



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2016年(平成28年)6月27日(月)、小笠原海運の2代目「おがさわら丸」終航



(終わり)