幽霊の目撃談が絶えない石北本線・常紋トンネル… | 湘南軽便鉄道のブログ

湘南軽便鉄道のブログ

「湘南軽便鉄道」です。

本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。

湘南AK☆ ブログ-F1051077.jpg
湘南AK☆ ブログ-F1051076.jpg
湘南AK☆ ブログ-F1051075.jpg
湘南AK☆ ブログ-F1051074.jpg
 
 
湘南AK☆ ブログ-emojiF_08_106.gif湘南AK☆ ブログ-dokuro.gif湘南AK☆ ブログ-dokuro.gif湘南AK☆ ブログ-dokuro.gif湘南AK☆ ブログ-dokuro.gif湘南AK☆ ブログ-emojiF_08_106.gif
 
 
 
北海道・石北本線に乗り、遠軽駅を出ると、人家もまばらな暗い山道に入ります。
 
 
一日数本しか列車の来ない生田原駅を過ぎると、列車は常紋峠(じょうもんとうげ)に差し掛かります。
 
 
 
 
 
そして、大正3年に造られた常紋トンネルへ…
 
 
ここは幽霊の目撃談の絶えない鉄道トンネルとして、昔から有名です…湘南AK☆ ブログ-ghost.gif
 
 
 
 
 
この峠はかつて蒸気機関車の撮影場所として有名でした。
撮影する人は人家もない山の繁みを踏みしめ、トンネルの手前で蒸気機関車を待ちます。
 
夕暮れになり、ふっと気がつくと、労働者風の男の人が悲しい顔をしてこちらを見ていたと云います…
 
急いで、最寄りの駅に逃げ帰り、駅員(今は無人駅です…)に伝えると、「またですか…」とそっけない顔…
 
 
 
また、
 
乗客もまばらな列車の運転士がトンネルに入ると、運転席の窓に、労働者風の悲しい顔が、よく映るんだそうです…
 
 
 
 
 
ここ常紋トンネルは全長わずか507mですが、完成まで3年も要した難工事だったといいます。
 
 
当時は、過酷な重労働と栄養失調による脚気(かっけ)という病で多くの労働者が倒れ、
治療されることなく生き埋めにされたそうです。。
 
 
 
 
昭和43年の十勝沖地震で損傷したトンネルの改修工事の際、
壁面から、立ったままの人骨が発見されたそうです。
 
生きたまま人柱にされていたそうです…
 
 
またトンネルの入り口付近からも大量の人骨が出てきたそうです。
 
 
 
 
重労働で命を落とした、大勢の労夫たちの霊が、今もたびたび出るんです…
 
 
 
 
 
僕は、今年の夏に北海道に行ったとき、
たった2両の乗客もまばらな鈍行列車でここを通りました。
 
 
冷房のない北海道の列車…
 
暑いので窓を開け乗っていました。
峠を登る列車は、重い足取りでゆっくりディーゼルエンジンをふかして走っていきます。
 
 
やがてトンネルに差し掛かると、手前で悲しげな警笛を鳴らし、トンネルに入っていきました。
 
トンネルの中はかび臭く、ひんやりしていました。
 
507mのトンネルを抜けると、
かつての無人の信号所跡が夏草に埋もれています。
 
 
しばらく山を下り、ふもとの金華駅に到着すると、
「常紋トンネル工事殉職者追悼碑、ここから約10分」と書かれた看板がありました…