承認欲求を満たすには? | 本田健公式ブログ

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私たちは誰でも、常にどこかで、褒められたい、感謝されたい、愛されたい、認めてもらいたい、などと感じているものです。これが満たされないとき、その気持ちが暴れ出します。そうなると、長々と自慢話をしたり、やたら異性に媚びるような態度をとるなど、周りに不愉快な思いをさせるようなことをしてしまいがちです。したがって、自分の中にある承認欲求とうまく付き合い、上手に満たすことが大切であり、社会的により洗練された人の生き方と言えます。

では、具体的にどうやって承認欲求を満たすかですが、一番いいのは、上手に褒め合えるような友人たちと付き合うことです。それも、望んでいる言葉が返ってくるような聞き方を、あえて自分からすると効果的です。

例えば、あなたが講師だったとして、友人があなたのセミナーに参加してくれたとしましょう。そうしたら、2次会などで「どうだった?」と聞く代わりに、「すごかったでしょう?」「良かったでしょう?」といった感じで、「褒めて」というメッセージを自分から送ってしまうのです。そうすれば、普通は「ここがすごかった」「ここが良かった」というような答えが返ってきます。こうして、「あぁすごかったんだ」「良かったんだ」と自分も感じられ、承認欲求が満たされるわけです。

ここで、自分から「褒めて」というメッセージを発する際、変に照れが入ってしまうと、あまりうまくいきません。例えば、本当はセミナーのファシリテートがうまくできていたことを褒めて欲しかったのに、照れが入ると、「今日は何か満席だったね」といった感じで、本当に聞きたいことからちょっとズレてしまいます。すると、相手からの答えも自分の望むところからはちょっとズレてしまい、どれだけ褒めてもらっても、褒められた感じがしなかったりします。

したがって、自分がどう褒めてほしいのか、素直に伝えるのはとても重要です。これは夫婦でも同じです。こうやって、お互いに褒め合い、認め合うことで、健全に承認欲求を満たすことができます。ぜひ、パートナーや友人、同僚などとやってみてください。
 

本田健