こんにちは、本田健です。
今回は、
「母親との和解」
についてお送りしたいと思います。
まず、お母さんとの関係というものは、
生活と密着しています。
例えば、ごはんを作るか作らないかに始まり、
整理整頓をする、
洗濯物や掃除などの生活があります。
つまりお母さんとつながっていない人の部屋は汚いとか、
生活習慣に根付くようなところがあるのです。
母親とすごく上手くいっている人は、
普通の生活をしていても、
心が平安だったりするのです。
例えば、ちょっとしたことに
幸せを見つけられるような人は、
母親とつながっている人です。
お母さんとつながっていると、
どのようなことがあっても受け入れてもらって
いるという感覚に近くなるのです。
自分の仕事がうまくいかなくても、
パートナーシップがあってもなくても、
自分は人間としてそのままでいいのだという感覚は、
母親に抱かれているような感じと
少し似ていると思います。
子ども時代に満たされなかった思いのようなものは、
大人になってもずっと残っています。
母親との関係ですごく傷付いているけれども、
今はお母さんも年だから、
「そんなことを言ったら酷だ」
と思ったとしても、
まだ幼い頃のイライラや怒りは、
ずっと残っているのです。
良いことも悪いことも全部お互いに話ができると、
一時的に少し苦しいところを通ったとしても、
その後の関係性はすごく良くなると思います。
お母さんも、実はたくさんの罪悪感を持っているのです。
「あのとき、ああいうことを言ってごめんね」
ということから始まり、
「ああいうことができなかった」、
あるいは「ひどいことを言ってしまった」
ということがたくさん残っているのです。
「そんなこと全然気にしていないよ」と、
子どもから言われるのは救いになるのです。
心の中にたまっている膿のようなものを、
「全然気にしていないから」と、
子どもから言われるほど
クリアになることはないのです。
そういう意味では、
自分からそういう話をすることは
すごく大事だと思います。
そして、お母さんに本当に愛されていると思うと、
男性の場合は女性とのつながりが
すごく上手になります。
ですから、奥さんや女性の友達と
上手につながるようになりますし、
女性の場合は女友達、
あるいは女性の上司、
あるいは兄弟姉妹とか、
そのような人たちとも
上手に付き合えるようになります。
逆に言うと、
お母さんとつながっていない人は、
女性とすごくトラブルを引き起こす
可能性があるのです。
ぜひ、母親との関係を見つめ直してみてください。
本田健