こんにちは、本田健です。
最近、講演やセミナーで、こんな質問を本当によく受けるようになりました。
「AIに仕事を奪われるんじゃないかと、不安なんです」
「これからの時代、自分はどうやって稼いでいけばいいんでしょうか」
僕も、毎日AIを使いながら仕事をしています。
本当に便利で、驚くほど優秀です。
正直に言うと、僕が10年かけて学んできたことを、AIは数秒で答えてしまったりします。
文章も、変なところを数分で本一冊分きれにしてくれます。
でも、不思議なことに、僕はそれを脅威だとは感じていないんですよね。
むしろ、これからの時代こそ、「人間らしさ」を持っている人が、いちばん豊かに稼げる時代になると思っています。
今日は、AI時代に「人間らしさ」で稼いでいくための3つの視点について、お話しさせてくださいね。
1.AIには「揺らぐ心」がない
AIは、ものすごい量の知識を持っています。
論理的で、正確で、疲れもしません。
でも、AIには「揺らぐ心」がないんですよね。
だから、つまらない。
夜眠れずに、誰かのことを思って涙を流したことがない。
失敗して落ち込んで、それでも立ち上がった経験がない。
誰かを愛して、誰かに裏切られて、それでもまた人を信じようとしたことがない。
あたりまえですが、それだと共感を得ることがありません。
そういう「人間ならではの、揺らぎ」を知っている人だけが、本当に誰かの心に届くものを生み出せます。
僕が本を書き続けてこられたのも、自分が悩み、迷い、転んできた経験があったからでした。
完璧なノウハウなんて、書いたことがありません。
むしろ、
「僕も同じところでつまずきました」
「いまだに不安になることがあります」
と正直に書いてきたから、読者の方が「これは自分のことだ」と感じてくれたんだと思います。
AI時代に稼げる人は、知識を売る人ではなく、「自分の揺らぎ」を惜しみなく差し出せる人なんですよね。
2.AIには「身体感覚」がない
これは意外と見落とされがちなポイントです。
AIは、コーヒーを飲んだ時の温かさを知りません。
誰かに抱きしめられた時の安心感もわからない。
夕日を見て胸が締めつけられる感覚も、満員電車のあのうんざりした空気も、体験したことがないんです。当たり前か(笑)。
でも、僕たち人間が本当にお金を払いたくなるサービスって、たいてい「身体感覚」を伴うものなんですよね。
おいしい料理。心地よいマッサージ。
あたたかいおもてなし。
誰かと過ごす豊かな時間。
手書きの手紙。直筆のサイン。
そういう「身体を通してしか味わえないもの」の価値は、AIが進化すればするほど、逆に高まっていくと思います。
僕も、世界中で講演をしてきましたが、オンラインの動画より、直接会場でお話しした方が、深く伝わる感覚があるんです。
同じ空気を吸って、同じ場にいる。
その体験そのものに、人はお金を払ってくれるんですよね。
これからの時代、自分の「身体性」を活かせる仕事を持っている人ほど、豊かに稼いでいけるんじゃないかと思います。
3.AIには「あなたの物語」がない
AIは、世界中のあらゆる情報を学習しています。
でも、あなたが今日まで生きてきた「あなただけの物語」は、AIにはありません。
子どもの頃に夢中になったこと。
傷ついた経験。乗り越えてきた壁。
出会ってきた人たち。失った大切なもの。
それでも諦めなかった想い。
そういう、あなたしか語れない物語こそが、これからの時代の最大の資産になります。
なぜなら、人は情報ではなく、物語に心を動かされるからなんですよね。
僕の本も、よく考えてみると、結局は「僕の物語」を語っているんです。
お金で苦労した話、
ユダヤ人の大富豪に出会った話、
家族のこと、
人生で迷ってきたこと。
読者の方々が共感してくれるのは、ノウハウではなく、その物語の部分なんだと思います。
あなたにも、あなただけの物語があります。
それは、今すぐお金になる形にならなくてもいいんです。
SNSで小さく発信してみる。
誰かに話してみる。文章にしてみる。
そうやって少しずつ差し出していくうちに、不思議とあなたの物語に共鳴する人たちが集まってきます。
そして、その共鳴の輪の中から、新しい仕事や収入が生まれてくる。
これからは、そんな時代になっていくと思います。
「揺らぐ心」を持っていること。
「身体感覚」を持っていること。
「自分の物語」を持っていること。
AIが進化すればするほど、この3つを持っている人の価値は、逆に上がっていきます。
不安に思う必要はないんです。
むしろ、これからの時代は、人間が「人間らしくあること」そのものが、いちばんの仕事になっていきます。
今日、あなたの中にある「あなたらしさ」は、どんなものですか?