こんにちは、兼業トレーダーのTAKUです。口笛

 

「投資に役立つ話をしよう」ということで、最近話題の「米政府機関閉鎖」についてお話していきます。ニコニコ

 


☑はじめに:なぜ「米政府機関閉鎖」はFXトレードに関係あるのか?

FXをやっていると、ニュースで「米政府機関閉鎖(Government Shutdown)」という言葉を聞くことがあります。


一見、政治の話に思えますが、実は為替相場、特にドル円(USD/JPY)に大きく影響する可能性がある重要なイベントです。

 

この記事では、

  • 米政府機関閉鎖とは何か?

  • それが起こるとドル円がどう動くのか?

  • FXトレーダーが取るべき対応は?
    を初心者でもわかりやすく解説します。

 
 

☑米政府機関閉鎖とは?わかりやすく言うと「アメリカ版・予算ストップ」

アメリカでは、政府が1年ごとに「予算案」を議会で通さないとお金を使えません。


ところが、議会(与党・野党)が対立して予算案が可決できないと、政府が一部の業務を止める事態になります。これが「政府機関閉鎖」です。

ポイント整理

  • アメリカの会計年度は 毎年10月1日スタート

  • その前までに予算が通らないと「閉鎖(Shutdown)」が発生

  • 警察・軍などの「必須業務」は続くが、多くの職員は休職に

  • 経済データの発表(雇用統計やインフレ指標)が止まることも

👉つまり「国の運営が一部ストップ」する非常事態です。

 

 


☑ 最近のニュース(2025年10月時点)

2025年10月、米議会は予算案の可決に再び失敗し、部分的な政府閉鎖に入りました。
約7年ぶりの出来事で、経済・市場への影響が注目されています。

 

・米ホワイトハウスは「1週間続けばGDPが150億ドル減少」と試算
・非必須業務の職員が一斉に休職へ
・経済指標の発表停止も見込まれる
・政治的対立が長引けば、ドルへの信用不安も拡大

 

こうしたニュースは、為替市場にも直結します。

 

 


☑ 米政府機関閉鎖が起きるとFX市場はどうなる?

ここがFXトレーダーにとって一番大事な部分です。

① 初動は「ドル安」になりやすい

政治リスクが高まると、投資家はリスク回避姿勢を強めます。


その結果、ドルが売られやすくなり、ドル円は下落(円高)方向に動く傾向があります。

 

 ☑過去の例(2018〜2019年)

  ・政府閉鎖中、ドル円は一時的に円高方向へ

  ・しかし妥結が見えた段階で急速に戻す動きも

 

② 経済指標が止まる → 市場の判断材料が減る

米国の政府機関(例:労働省、商務省)が止まると、雇用統計・CPI(消費者物価指数)などの発表も延期されます。
 

つまり、トレーダーが判断に使う「材料」が減るんです。

この時期は「予想外の値動き」が起こりやすく、短期トレードでは注意が必要です。

 

③ 長期では「ドル回復」も

閉鎖が終われば、経済活動が再開し、「一時的な政治リスクだった」としてドルが戻すケースもあります。
 

短期トレーダーはボラティリティ狙い、
中長期投資家は「冷静に押し目を拾う」視点も有効です。

 

 


☑初心者トレーダーが意識すべき3つのポイント

① 「ニュースの本質」を見抜く

「閉鎖=ドル暴落」とは限りません。
過去データでは、短期的にドル安 → 政治妥結で反発が一般的です。

 

👉 「何が原因で、どのくらい続きそうか」
を冷静にチェックすることが大切です。

 

 

② 雇用統計など「データ停止」に備える

重要指標が延期になると、市場の予想がバラつき、急な値動き(スパイク)が起きやすくなります。
 

この時期はポジションサイズを小さめに、ストップロスをしっかり設定しておきましょう。

→迷ったらトレードしないも視野に

③ 「リスクオフの流れ」に注意

閉鎖中は世界的にリスク回避が進みやすく、

  • 円(JPY)やスイスフラン(CHF)が買われる

  • 株価指数が下がる

  • 金(GOLD)や国債が買われる
    といった動きが出ます。

特にドル円メインのトレーダーは、「株価や金利の動き」もチェックしておくと強いです。

 

 


☑ まとめ:米政府機関閉鎖は“政治ニュース”以上に大切なFX材料

観点 内容
原因    米議会が予算案を通せず政府資金が止まる
相場初動    ドル安・円高方向(リスクオフ)
注意点    経済指標が止まる、値動きが荒くなる
チャンス    妥結が見えた時の「戻り」狙いも有効

 

 


 

 

☑ 最後に:FXトレーダーとしての心構え

米政府機関閉鎖は「一時的な政治イベント」ですが、
FX初心者にとってはリスク管理を学ぶ絶好の機会でもあります。

  • ニュースを“感情”ではなく“構造”で理解する

  • ポジションは小さく、ストップは確実に

  • 相場の「本当の材料」を見極める練習をする

この3つを意識するだけで、あなたのトレードスキル(ファンダメンタルズ分析)は確実に上がります。

 

それではバイバイ

 

 


最後まで見ていただきありがとうございます。

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※本記事はあくまで筆者の個人的な見解に基づくものであり、相場の動きを保証するものではありません。トレード判断はご自身の責任でお願いいたします。