こんにちは兼業トレーダーTAKUです。

 

2023.7.17(月)にドル円チャートを見ていて気になった点があったのでお話しようと思います。

 

この時点での環境認識やトレード戦略を知りたい方はこちら

7/17(月)からのドル円環境認識

 

で、その気になった点というのが

 

”水平線ブレイクのダマシの失敗パターン”

 

って僕が勝手に言っているだけだとは思うんですけど

 

このドル円チャートを見てください。

 

 

この時点のトレード戦略として、4、1時間足の目線は下最安値とその起点が同じ位置にあり、起点での水平線ブレイク及び4、1時間足の目線が上になることを期待して買いのエントリーを狙うと想定します。

 

 

※図1の5分足チャートは、図2、3の1時間足チャートの赤い四角の部分になります。

 

ここで、図1で示した①がブレイクアウトのダマシ②が今回お話するダマシの失敗パターンになります。

 

本題の”ダマシの失敗パターン”に入る前に

 

まずは、”ダマシ”についてお話します。

 

 

1.ブレイクアウトのダマシとは・・・

 

はじめにブレイクアウトの「ダマシ」とは、一方向に価格がブレイク仕掛けた後や ブレイクした後、反対方向に価格が動く(戻る)こと。(今回は上昇→下落)

 

 

図4のように水平線を上にブレイクしたが、すぐに水平線内に戻されている。→その後急落・・・・。

 

 

2.ダマシの発生要因

 

まず、僕なりにブレイクしそうな水平線付近には以下のようなトレーダーが存在すると考えています。

 

①水平線のブレイクアウトを狙って新規注文を仕掛けるトレーダー。(今回の場合は買い。) 

 

②これまで保持していたポジションを堅実に水平線付近で決済したいトレーダー。(今回の場合は買いポジションで決済は売りになる。) 

 

③水平線でのレジスタンスを期待して新規注文を仕掛けるトレーダー。(今回の場合は売り。) 

 

④水平線のブレイクを確認後、逆の注文を仕掛ける大口トレーダー。(今回の場合は売り。) 

 ※大口トレーダーとは機関投資家など資金力のあるトレーダーのこと。

 

基本的にこの①~④のトレーダーが存在すると考えており、

 

今回の場合、買いの勢力が強ければ相場は素直にブレイクして上昇していくが、売りの勢力が少しでも強いとブレイクした水平線内に戻され、

 

さらに、ブレイクアウトを狙って買いを仕掛けた ①のトレーダーが慌てて「損切り(売り決済)」を入れるため相場は下落しダマシが発生する。

 

 

 

 

ここで本題の

 

 

3.ダマシの失敗パターン

 

2でダマシの発生要因ついてお話しましたが

 

相場に絶対はない」という言葉があるように、実は「ダマシ」にも失敗するケースがあり、ダマシと見せかけて結局、水平線 をブレイクし上昇(下落)するパターンも存在します。

 

 

ダマシの失敗パターンでよく見られるのが図5のような形で

 

一度、ブレイクしたが水平線内に戻したため、ダマシと判断

 

直後、再度ブレイクし、その水平線がサポートとなり、一気に上昇している。 

 

 

このダマシの失敗要因について2で説明した①~④のトレーダー以外に⑤のトレ ーダーが存在すると考えられる。 

 

それは、①~④の手法でエントリーせず、

 

例えば水平線をブレイクした際にそれが本当のブレイクかどうか見極めるため、水平線付近まで戻しを待って、その水平線がレジスタンスからサポートに変わる(レジサポ転換)のを確認してからエントリーするトレーダーだと思います。

 

 

⑤のトレーダーは普段、上記で説明したエントリーを行うため、図3のようなダマシが発生した際はエントリーを行わないが、

 

その後もブレイク→レジサポ転換の流れを待って待機しており、

 

当然ながらダマシ後→再度水平線ブレイクのようなパターンも余裕をもって見ていられるため、

 

再度水平線をブレイクしてその水平線がサポートになった際「ダマシは失敗した」と判断し買いを仕掛けることができる。 

 

図5ダマシの失敗パターン(図1の②)で ダマシ発生と思われたが、水平線を一度ブレイク→再度、水平線をブレイクした際に水平線が強いサポートになっているように見える。 

 

そのため、②~④のトレーダーが売りポジションの決済(買い)をするため、一気に相場が上昇していく。 

 

これが僕が勝手に思っている

 

”水平線ブレイクのダマシの失敗パターン”

 

になります。

 

 

まとめ

 

※今回の場合は、5分足では上昇したが、結局のところ1時間足では水平線内に戻り「ダマシ」になってしまった。

 

しかし短時間(スキャルピング)である程度の値幅を取れることや更にブレイク方向への勢いが強い場合は1時間足レベルでも上昇(下落)の初動が取れるため、余裕を持ってトレードができると思います。

 

常日頃からリスクの少ないトレードを心がけるため、ブレイクした際はブレイクしてすぐエントリーではなく、

 

ブレイク後にブレイクした水平線付近まで戻してから水平線のサポートを期待してエントリーを行うまで「待ちの姿勢」で相場を俯瞰して見るようにしたいですね。

 

 

 

って形で僕の場合はトレードをしないで相場をただ見て自分なりの仮説をたてて相場を楽しむだけの時間を作ったりもしています。

 

長いお話に付き合ってくれてありがとうございました。

 

それではバイバイ

 

 

※あくまで著者の裁量による判断であり、相場に絶対はなく環境認識やトレード戦略は人それぞれのため、参考程度に留めてください。